なら燈花会能
日時 8月5日(土)
場所 奈良市春日野町101
奈良県新公会堂
演目 金春流一調 「傘之段(かさのだん)」 石原昌和 荒木健作
金春流仕舞 「弱法師(よろぼし)」 守屋泰利
大藏流狂言 「魚説教(うおせっきょう)」 茂山七五三
持仏堂を建立した男、住持として連れて帰ったのはにわか
出家。説法を頼むが経も読めない。漁師上がりの出家は魚の
名を連ねて説法を始める。魚の名づくしで説法を説くとこ
ろが聞きどころ。いく種類の魚の名を聞き分けられるか…



金春流能 「江口(えぐち) 櫻間金記
江口の君の墓前で西行の歌を口ずさむ僧の前に、江口の君
の返歌を示し西行に宿を貸さなかった真意を説明し、自ら
江口の君の幽霊と名乗る。跡を弔う僧の前に遊女達の船遊
びの様が見えて来る。遊女の身と生まれた罪業を嘆き、世
の無常を説き、執着を捨てれば迷いの道も離れ得ると説く
と、遊君は普賢菩薩の姿となり船は白象と化して西の空に
消えて行く。世阿弥の名作。


