カテゴリ:演能日誌( 310 )

京都薪能

京都薪能
日時 6月1日(金)、2日(土)
場所 平安神宮特設舞台
演目 一般社団法人京都能楽界にお問い合わせ下さい。
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by easysailing | 2018-06-01 20:00 | 演能日誌

薪御能 初日

薪御能 
近年、各地で野外能や薪能が行われていますが、古来、薪能といえば、興福寺南大門前の芝生で演じられて
きたものを指し、各地の薪能は戦後これに倣ったものです。
869年、興福寺修二会で薪猿楽が舞われたと伝えられており、能楽が大成される室町時代に、最も盛況を極
めたといわれています。
18日は午前11時より春日大社舞殿で「咒師(しゅし)走りの儀」、19日は午前11時より春日大社若宮社で
「御社上り(みやしろあがり)の儀」が奉納された後、午後5時半から(18日は雨天予想のため奈良県文化会館
国際ホールにて)興福寺南大門跡般若の芝で「南大門の儀」が執り行われました。

一日目
 咒師走り(しゅしはしり)の儀
  日時 5月18日(金)午前11時始め
  場所 奈良市春日野町春日大社舞殿 
  演目 金春流能 「翁(おきな)」 金春憲和 他
         「千歳(せんざい)」 「延命冠者(えんめいかじゃ)」 茂山千五郎
         「三番三(さんばそう)」 大藏彌太郎
      ここで奉納される「翁」は、浄衣姿の三人の翁と、素襖姿の三番三と千歳とで勤める古いかたち
      を留め、また「十二月往来」は、現行観世流のものより一段と古雅な詞章を伝え、宝数えのめで
      たい章句がつくのが特徴です。
    「下行」  春日大社より演者に褒美として神饌と神酒が与えられる儀式


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 南大門の儀
  日時 5月18日(金)午後5時半始
  場所 奈良市登大路町48興福寺南大門跡般若の芝
  演目 舞台あらため・外僉義(げのせんぎ) 興福寺衆徒
       当初 薪御能では、舞台が野外の芝生であったため、「和紙三枚を踏んで湿り気があれば公演を
      中止する」という取り決めがありました。現在では敷き舞台の上で行うためその必要はありませ
      んが、芝の湿り具合いで能の有無を定めていた事を今に伝えるため演能の前に興福寺衆徒(僧兵)
      により「舞台あらため」が行われ、人々にその結果を伝える外僉議文が読み上げられます。
      これらの儀式は他では見ることのできない薪御能だけの特色です。


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     宝生流能「俊成忠度(しゅんぜいただのり)」辰巳満次郎


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     火入れ 興福寺衆徒


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     大藏流狂言「雁礫(がんつぶて)」茂山千五郎


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     金剛流能「黒塚(くろづか)」金剛流宗家 金剛永謹


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     附祝言

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by easysailing | 2018-05-18 21:00 | 演能日誌

櫻間初花会

櫻間初花会
 日時 5月5日(火)11時始
 場所 埼玉県越谷市花田こしがや能楽堂
 演目 金春流舞囃子「羽衣(はごろも)」「三輪(みわ)」

    金春流仕舞 独吟 連吟 金春流シテ方今井節 社中

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by easysailing | 2018-05-05 18:00 | 演能日誌

東大寺盧舎那仏慶讃能

東大寺盧舎那仏慶讃能
日時 5月2日(火)午後3時始
  場所 奈良市雑司町東大寺 大仏殿前鏡池上特設舞台
     雨天のため 奈良市春日野町101奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~
にて奉納されました。
演目 
 観世流仕舞「田村(たむら)」山下あさの
      「小塩(おしお)」塩谷 惠
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 金春流連吟「玉葛(たまかつら)」辻本 實 他
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 観世流能「屋島(やしま)」山中雅志
  屋島での源平の合戦の模様―義経の立派な大将軍のいで立ち、景情と三保谷の錣引、佐藤継信と
  菊王丸の壮烈な最期―を旅僧に語った漁師は、義経の幽霊であった。やがて僧の夢の中に甲冑姿
  で現れた義経の幽霊は、まだ屋島に執心が残っていると語り、落とした弓を取られまいと身の危険
  も顧みず拾い上げた弓流しの様や修羅道での戦いを見せたかと思うと春の夜は明け夢はさめ、浦
  風の音が聞こえるのみ。

 附祝言
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by easysailing | 2018-05-02 21:00 | 演能日誌

春の大神祭後宴能

春の大神祭後宴能
日時 4月10日(月)午前12時始
場所 桜井市三輪1422大神神社 斎庭
演目
金春流素謡「翁(おきな)」櫻間右陣
 翁の詞章、(しんか)とも言う。翁は天下泰平国土安穏を祈る儀礼の曲で、神聖視され、
 神事能や祝賀能等の催しでは初めに「翁」を演じ、後に常の能狂言を続けるのがきまりで
 ある。奈良は古い土地で各所に能以前の翁の詞章が残っています。

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大藏流狂言「福之神(ふくのかみ)」茂山千作
 三輪明神を崇敬しいつも歩みを運ぶ友人二人は今日も年籠りをと誘い合いご神前にお参り
 する。山に向かい「福は山へ」と豆まきをすると、どこからともなく高らかな笑い声を上
 げながら現れたお方がある。驚いた二人がどなた様かと尋ねると「福の神」と名乗る。な
 にか忘れてないかと言われお神酒をおつぎすると「楽しうなるよう」と謡い舞いまた高ら
 かな笑い声とともに姿を消す。
 地謡に大神神社神官が出仕されています。

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金剛流仕舞「高砂(たかさご)」金剛龍謹

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観世流能「三輪(みわ)」大槻文藏
 三輪山の麓に庵をむすぶ玄賓僧都のもとに、いつも樒と閼伽の水を供えに来る女性がい
 る。今日とても庵に入り「罪を助けてたぴ給え」と僧都に頼み帰りぎわに僧都に衣を所望
 する。女の住まいはと問うと三輪の里、杉立てる門を導べにと告げて姿を消す。
 里人がお参りに来てご神前で杉の枝に僧都の衣がかかっているのを見つけその由を僧都に
 伝え参詣されるようにと勧めて退場。しるしの杉を尋ねて神垣に行くと衣がかかってお
 り、褄に金色の文字で「三つの輪は清く清きぞ唐衣 くると思うな 取ると思わじ」と歌
 が書かれている。すると中より声するので、末世の衆生のために姿を見せて下さいと言う
 と「女姿と三輪の神」が現れ、三輪の神婚説話が語られ、さらに天照大神の岩戸隠れの神
 話を再現し神楽を舞い、伊勢の神と三輪の神は一体分身だと説く。といつの間にか夜も明
 けて僧都の夢は覚める。
 三輪の神は、本曲でうたわれる通り大和の女の許に夜だけ通ってくる男の神であり、古事
 記によれば大物主の神であるが、能では女姿として現れる

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観世流一調「屋島(やしま)」井戸良祐 荒木健作
観世流仕舞「網之(あみのだん)」大槻裕一

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金剛龍能「車僧(くるまぞう)」金剛流宗家 金剛永謹
昔々嵯峨野に、車僧という風変わりな僧がいたそうで、何が風変わりかというと、彼の日課は、
牛も引かないのに動くという、今にも空中分解しそうなオンボロ車であちこちを行き来すると
いうものであった。ある日、いつものごとく車僧は、愛車破れ車号に乗り込み、嵯峨野の西山
の麓で雪景色を眺めに行くと、そこに山伏が現れ、禅問答をしかけてくるのであった。しかし、
そのとき車僧少しも騒がず、簡単に山伏を言い負かしてしまうのでありました。実はこの山伏、
愛宕山の天狗が変装した者で、物好きにも変わり者車僧を魔道に誘い込み、仏法を妨げようと
考えての行動であった。
しばらくし、今度は大天狗の姿で『ほしがりません勝つまでは』の精神で、今一度、車僧に行く
らべを挑みますが、車僧は、必殺技の法力を使い、大天狗に仏法を妨げることをあきらめさせ
るのでありました。
こうして車僧の一日は、何もなかったかのごとく過ぎてゆくのでありました。めでたし。めでたし。

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陪観無料です。

御供まき(午後3時半ごろ)
お茶席奉仕 石原社中

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by easysailing | 2018-04-10 18:00 | 演能日誌

奈良先端科学技術大学院大学 入学式

奈良先端科学技術大学院大学 入学式
日時 4月5日(水)10時40分始
関係者だけの演能です。

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by easysailing | 2018-04-05 18:00 | 演能日誌

新春わかくさ能

新春わかくさ能
日時 平成30年1月8日(月 祝日)
 奈良市春日野町101奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~
第一部 午後1時~午後2時 
 能楽入門講座と体験講座 NPO法人奈良能理事長石原昌和 金春流シテ方櫻間右陣師 観世流シテ方井戸良祐師 山中雅志師 観世流大鼓方森山泰幸師他
     本日上演される演目の解説と、参加者一同で謡の体験、小鼓・大鼓の体験して頂
     きました。

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     エントランスホールでは面・装束の展示、特に山姥関係の面装束展示しました。

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第二部 わかくさ能
    金春流舞囃子「青丹吉(あおによし)」長谷猪一郎
     高濱虚子は「東京放送局(現NHK)から奈良朝のことを謡に作るように依頼を受け、その曲に奈良は金春
     流に縁故が深いので櫻間金太郎に作曲と実演を頼み、その後金太郎は型、拍子づけを完成した。奈良朝と言
     えば規模雄大に文物凜然たる様が想像される」と述べ、堂塔伽藍、春日山、嫩草山、光明皇后と施薬院、遣
     唐使に阿倍仲麿の望郷の歌「和田の原ふりさけ見れば春日なる~」そして「青丹吉奈良の都は咲く花の匂ふ
     が如く今盛りなり」と歌い上げている。
     奈良では東大寺、唐招提寺、法華寺に奉納されました。

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    大藏流狂言「口真似(くちまね)」茂山千作
     銘酒を一樽貰った主人、心安い人と飲みたいと思い、太郎冠者に「御酒を参るようで参らいで、又参らぬか
     と思えばフト参るような面白い人」を呼んでくるように言い付ける。お酒の上がとても面白い方を呼んでき
     たと言う人を見て主人は驚いた。一杯呑めば一寸抜き、二杯呑めば二寸抜くような恐ろしく酒癖の悪い男、
     追い返せとは言ったものの、太郎冠者にとめられ仕方なく振る舞って帰すことにする。粗相があっては困る
     と、主人の言うようするよう口真似をするように言い付けて座敷に入る。言い付けられた通りにする太郎冠
     者、さて一番迷惑するのは・・・

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    金春流能「山姥(やまんば)」波涛ノ舞 櫻間右陣
     山姥の山廻りの曲舞を舞い京童が百万山姥と呼んだ遊女が従者を連れ善光寺へ参ろうと越後の上路の山路に
     さしかかる。と、まだ日も暮れぬ時間なのに急にあたりが暗くなり、女が現れて真の山姥と明かし、山姥の
     曲舞が聞きたくて日を暮れさせたと言い、夜更けになれば謡うようにと言い捨てて姿を消す。夜更けて遊女
     の謡う曲舞にあわせて真の山姥が鬼女の姿で現れ、山中の光景や自信の境涯を語り、四季折々の山めぐりの
     様を見せて舞い、やがて峰に翔り谷に響きていずかたへともなく去って行く。波涛ノ舞では太鼓の序ノ舞が
     舞われ、キリの部分では緩急の激しい迫力に満ちたものになる。

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by easysailing | 2018-01-08 18:00 | 演能日誌

談山神社 新年奉納

談山神社 新年奉納
  1月2日午後1時始め談山神社舞殿にて談山能が催されました。
  桜井市多武峰 談山神社
  演目 金春流 談山風「翁(おきな)」 多田晃英 荒木健作
      観世流素謡 「鶴亀(つるかめ)」 石谷暢宏 大久保勝人
      金春流仕舞 「老松(おいまつ)」 船内和美
               「猩々(しょうじょう)」 高山まや
      おたっしゃ謡曲部 連吟 「竹生島(ちくぶしま)」 
      観世流仕舞 「野守(のもり)」 中山梛就
      金春流仕舞 「羽衣(はごろも)」 今井節
      観世流一調 「勧進帳(かんじんちょう)」 山中雅志 荒木健作
      観世流仕舞 「玉之段(たまのだん)」 山下あさの
               「海士キリ(あま)」 井戸良祐
      観世流一調 「鵺(ぬえ)」 山中雅志 森山康幸

      日本舞踊奉納 坂本晴寿恵社中
        春日影 尾崎浩一
        白扇  菊弥
        日本の四季 坂本晴寿々月
        千代の松  坂本晴寿恵


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by easysailing | 2018-01-02 19:00 | 演能日誌

等彌神社 新年奉納

等彌神社 新年奉納
 日時 1月2日午前11時始
 場所 桜井市桜井1176等獼神社
 演目 金春流素謡 「翁(おきな)」 石原昌和
    金春流仕舞「老松(おいまつ)」 船内和美
            「羽衣(はごろも)」 今井節子
            「猩々(しょうじょう)」 高山まや


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by easysailing | 2018-01-02 18:00 | 演能日誌

春日若宮おん祭 後宴能

春日若宮おん祭 後宴能
日時 12月18日(月)午後2時始
場所 奈良市 春日大社参道 春日大社若宮御旅所
後宴之式能  春日若宮おん祭が無事終わったことを祝し、後宴能が開かれます。
演目 金春流能「羽衣(はごろも)」高橋 忍
      駿河国三保の松原に住む漁師白龍が、松の木に掛けられた美しい衣を見つけ、それを持ち帰ろうとす
      ると、一人の女性が現れ、それは自分の衣だから返してほしいと頼むのであった。白龍は、その衣が
      天人の羽衣であることを知ると、国の宝にすると言い、よけいに返そうとしないのであった。しか
      し、悲しむ天女をみて哀れに思い、天人の舞楽を見せることを条件に、衣を返すことにしたのであっ
      た。天人は羽衣を着、後に駿河舞として伝えられる舞を舞いながら天空へと消えてゆくのであった。

   大藏流狂言「棒縛(ぼうしばり)」茂山千三郎
      主人が太郎冠者に、次郎冠者を縛りつけるので手伝えという、わけも分からずに太郎冠者は、次郎冠
      者に棒術の稽古をさせる隙に主人と共に次郎冠者を縛りつけてしまう。実は、これは主人の策略で、
      主人の留守中に勝手に酒盛りをさせないためであった。しかし、縛られているにもかかわらず二人
      は、協力することにより、酒盛りをするのであった。
      帰ってきた主人はこの光景を見て驚き、二人を打ち据えようとするが、次郎冠者の棒術により、逆に
      追い回されることになる。

   金春流能「車僧(くるまぞう)」金春穂高
      昔々嵯峨野に、車僧という風変わりな僧がいたそうで、何が風変わりかというと、彼の日課は、牛も
      引かないのに動くという、今にも空中分解しそうなオンボロ車であちこちを行き来するというもので
      あった。ある日、いつものごとく車僧は、愛車破れ車号に乗り込み、嵯峨野の西山の麓で雪景色を眺
      めに行くと、そこに山伏が現れ、禅問答をしかけてくるのであった。しかし、そのとき車僧少しも騒
      がず、簡単に山伏を言い負かしてしまうのでありました。実はこの山伏、愛宕山の天狗が変装した者
      で、物好きにも変わり者車僧を魔道に誘い込み、仏法を妨げようと考えての行動であった。しばらく
      し、今度は大天狗の姿で『ほしがりません勝つまでは』の精神で、今一度、車僧に行くらべを挑みま
      すが、車僧は、必殺技の法力を使い、大天狗に仏法を妨げることをあきらめさせるのでありました。
      こうして車僧の一日は、何もなかったかのごとく過ぎてゆくのでありました。めでたし。めでたし。



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by easysailing | 2017-12-18 20:00 | 演能日誌