能の種類

「翁」   能にして能にあらざる曲と言われる。正月や神事能など特別な時演じられる。
初番目物」(脇能物) 神仏等をシテとした天下泰平・繁栄を祝う物語。さわやかに澱みなく奏演される。
      神霊の夢幻能「高砂」「竹生島」など
二番目物(修羅物) 源氏・平家の武将たちの物語。勇壮にきびきびと奏演される。
      武士の霊の夢幻能「八島」「清経」「田村」など
三番目物(髷物かずらもの) 女性をシテとした恋いとか花木の精がシテの物語。優美にしっとりと奏演される。
      「井筒」「野宮」「雲林院」「杜若」「西行桜」「熊野」など
四番目物(雑能) 他の曲籍に属さない全ての能、強いていえば狂い物の物語。 変化を尽くしておもしろく奏演される。
      「三輪」「求塚」「善知鳥」「恋重荷」「三井寺」「班女」「安宅」「葵上」「道成寺」「邯鄲」など
五番目物(切物) 鬼・天狗等をシテとする物語。手強く運びよく奏演される。
      「融」「野守」「殺生石」「紅葉狩」「羅生門」「鞍馬天狗」など
祝言曲 「翁付き」場合、一日もしくは公演の最後に演じられる祝い能。
      「石橋」「猩々」など
「付祝言」(つけしゅうげん)「翁付き」でない場合、地謡が祝言の能の最後の数句を謡う。
   

略式能
「半能」 一曲の後半部分を上演する
「舞囃子」 一曲の主な部分を紋付き・羽織で囃子、地謡にて演じる。作り物はない。
「仕舞」 舞囃子より短く、紋付き・羽織で地謡にて演じる。
「素囃子」 囃子方のみで演奏。
「一調」 鼓一人と謡い手一人で演奏。
「一管」 笛一人での演奏。
「一調一管」 「一調」に笛が加わり演奏
[PR]
by easysailing | 2005-09-24 04:00 | 今更聞けない初歩講座


<< 能舞台 能の流派 >>