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一休寺薪能


一休寺薪能
 日時 10月10日(火)
 場所 京田辺市薪里ノ内102酬恩庵一休寺
    今年で第33回を迎えます一休寺薪能が、重要文化財の方丈にて、一休禅師像の目と鼻の先で演じられます。また一休寺には、観世流三代音阿弥、十五代元章、十九代清興の墓所があります。

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 演目  「狂言あれこれ」 大藏流シテ方 松本 薫
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大藏流狂言「昆布売(こぶうり)」 茂山千三郎 
  都へ上る大名、供に連れてくる者がおらず、自分で太刀をもち適当な人を見つけ太刀を持たせようと上下の
  街道に着き休んでいる。と、そこへ若狭の小浜の召しの昆布売りが現れる。
  いやがるのを無理やり道連れにし、とうとう太刀を持たせる事に成功した大名、機嫌よく道中を進んで行く
  が、おもしろくないのは昆布売、油断している大名の太刀を抜き脅し、腰の小刀まで取り上げ大名を丸腰に
  してしまう。手も足もでない大名に、昆布を売ったなら太刀・刀を返してやろうと約束して昆布を売らせ、
  散々なぶった後、約束はほごにして昆布売は逃げてしまう。

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観世流能「葵上(あおいのうえ)」片山九郎右衛門
  葵上という正妻のために、光源氏の愛をうしなった六条の御息所の心に嫉妬が宿り、それはやがて生霊となっ
  て葵上に取り付き、葵上は病の床につく。朝臣が梓の上手と言われる照日の御子という梓巫女に葵上に乗り
  移った物怪(もののけ)を呼び出すように命じる。巫女の弓の音にひかれて、破れ車にのった上﨟が現れ、六
  条の御息所の怨霊だと名乗る。葵上に恨み事を述べ、病床の葵上を責めさいなむが、なお飽き足らず、葵上を
  我が方へ連れていかんと言い捨てて、姿を消す。
  これを見た朝臣は従者に命じて横川の小聖という修験者を呼びにやる。小聖が祈祷を始めると、御息所の怨霊
  は鬼の姿となって病床に近付き、なおも葵上を責め苦しめるが、ついには小聖の法力に敵わず祈り伏せられ、
  読経の声に声も和らぎ成仏して姿を消す。

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by easysailing | 2017-10-10 21:00 | 演能日誌


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