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薪御能 二日目

薪御能 二日目
  日時 5月21日(土)
      (本年より開催日が5月第3金・土曜日に変更なりました)
  近年、各地で野外能や薪能が行われていますが、古来、薪能といえば、興福寺南大門前の芝生で演じられてきたものを指し、
  各地の薪能は戦後これに倣ったものです。
  869年、興福寺修二会で薪猿楽が舞われたと伝えられており、能楽が大成される室町時代には、最も盛 況を極めたといわれ
  ています。
 5月21日(土)午後2時始(今年のみ時間が変わりました)
  御社上り(みやしろあがり)の儀
  場所 奈良市 春日大社若宮社
     「社頭法楽」の最も古いかたちとも言える御社上りの儀は、神殿を背にして、「四方正面」の型で行なわれ、また橋掛かり
     は通常の反対で右側となり、非常に珍しい舞台となります。
  演目 金春流能「葛城(かづらき)」 金春欣三

解説 薪御能保存会 副会長石原昌和                                     出仕
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金春流能「葛城」金春欣三
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終わり間近に昨年と同様神鹿が演能に感謝を申すように現れ、御殿内に消えていきました。
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下行 春日大社より演者に褒美として神饌と神酒が与えられる儀式
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  南大門の儀 午後5時半始
  場所 奈良市登大路町 奈良県庁前、興福寺旧境内、奈良県登大路園地

    (今年も興福寺南大門跡般若の芝が発掘調査のため登大路園地に移動して開催されました)
  演目 「舞台あらため・外僉議(げのせんぎ)」
      当初 薪御能では、舞台が野外の芝生であったため、「和紙三枚を踏んで湿り気があれば公演を中止する」という取り決
      めがありました。現在では敷き舞台の上で行うためその必要はありませんが、芝の湿り具合いで能の有無を定めていた
      事を今に伝えるため演能の前に興福寺衆徒(僧兵)により「舞台あらため」が行われ、人々にその結果を伝える外僉議文
      が読み上げられます。これらの儀式は他では見ることのできない薪御能だけの特色です
      金剛流能「羽衣(はごろも)」 金剛流宗家 金剛永謹
      火入れ 興福寺衆徒
      大藏流狂言「土筆(つくづくし)」 茂山 茂
      宝生流能「鵺(ぬえ)」 辰巳満次郎



舞台あらため・外僉議                                
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金剛流能「羽衣」金剛流宗家金永謹                                   大藏流狂言「土筆」茂山茂
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宝生流能「鵺」辰巳満次郎
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by easysailing | 2011-05-21 21:00 | 演能日誌

薪御能 初日

薪御能
  日時 5月20日(金)
      (本年より開催日が5月第3金・土曜日に変更なりました)
  近年、各地で野外能や薪能が行われていますが、古来、薪能といえば、興福寺南大門前の芝生で演じられてきたものを指し、
  各地の薪能は戦後これに倣ったものです。
  869年、興福寺修二会で薪猿楽が舞われたと伝えられており、能楽が大成される室町時代には、最も盛 況を極めたといわれ
  ています。
  20日は春日大社舞殿で「咒師(しゅし)走りの儀」、21日は春日大社若宮社で「御社上り(みやしろあがり)の儀」がそれぞれ
  午前11時から奉納された後、午後5時半から興福寺南大門跡 般若の芝で「南大門の儀」が執り行われました。
 5月20日(金)午前11時始
  咒師走り(しゅしはしり)の儀 
    ここで奉納される「翁」は、浄衣姿の三人の翁と、素襖姿の三番三と千歳とで勤める古いかたちを留め、また「十二月往来」は、
    現行観世流のものより一段と古雅な詞章を伝え、宝数えのめでたい章句がつくのが特徴です。
  場所 奈良市 春日大社舞殿
  演目 金春流能 「翁(おきな)」 金春穂高
            「千歳(せんざい)」 「延命冠者(えんめいかじゃ)」 茂山正邦
            「三番三(さんばそう)」 大藏千太郎


千歳                                             翁
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延命冠者                                           三番三揉之段
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三番三鈴之段
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下行  春日大社より演者に褒美として神饌と神酒が与えられる儀式
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  南大門の儀 午後5時半始
  場所 奈良市登大路町 奈良県庁前、興福寺旧境内、奈良県登大路園地
     (今年も興福寺南大門跡般若の芝が発掘調査のため登大路園地に移動して開催されます) 
  演目 舞台あらため・外僉議(げのせんぎ)」
      当初 薪御能では、舞台が野外の芝生であったため、「和紙三枚を踏んで湿り気があれば公演を中止する」という取り決
      めがありました。現在では敷き舞台の上で行うためその必要はありませんが、芝の湿り具合いで能の有無を定めていた
      事を今に伝えるため演能の前に興福寺衆徒(僧兵)により「舞台あらため」が行われ、人々にその結果を伝える外僉議文
      が読み上げられます。これらの儀式は他では見ることのできない薪御能だけの特色です。

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      金春流能「岩舟(いわふね)」金春流宗家 金春安明

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      火入れ 興福寺衆徒


      大藏流狂言「鬼瓦(おにかわら)」茂山千五郎

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      観世流能「花月(かげつ)」観世喜之

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写真提供 南大門の儀(舞台あらため・外僉議除く) 写真家松村康史氏
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by easysailing | 2011-05-20 21:00 | 演能日誌

談山神社翁奉納

談山神社翁奉納
  日時 5月16日(月)11時半始
  場所 奈良県桜井市多武峰 談山神社
  演目 観世流「翁(おきな)」観世宗家 観世清和
     観世流一調「唐船(とうせん)」大槻文蔵 観世元伯
     観世流仕舞「玉ノ段(たまのだん)」梅若玄祥
     観世流舞囃子「高砂(たかさご)」観世銕之丞
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by easysailing | 2011-05-16 18:00 | 演能日誌

櫻間初花会

櫻間初花会
  日時 5月5日(木)午後1時始
  場所 埼玉県越谷市花田 こしがや能楽堂 
   今回は東日本大震災の影響により、予定されていた金春流半能「桜川(さくらがわ)」中止され下記の演目に変わりました。
  演目 ワークショップ
     金春流独吟「勧進帳(かんじんちょう)」NPO法人理事長石原昌和
     金春流仕舞「網の段(あみのだん)(桜川)」」今井節

番組の前に小学生の生徒さん達に表彰が行われました。
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能楽ワークショップ
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金春流独吟「勧進帳」石原昌和
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金春流仕舞「網の段(あみのだん)」今井節
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写真提供 写真家松村康史氏
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by easysailing | 2011-05-05 16:00 | 演能日誌

東大寺盧舎那大仏慶讃能

東大寺盧舎那大仏慶讃能
 日時 5月2日(月)午後3時始
 場所 奈良市雑司町 東大寺大仏殿前鏡池特設舞台 
     盧舎那大仏の造顕を発願した聖武天皇の御忌法要「聖武祭」の慶讃行事として催されました。
 演目  観世流仕舞「花筐(はながたみ)」塩谷恵
             「野守(のもり)」生一知哉
     金春流仕舞「船弁慶(ふなべんけい)」佐藤俊之

     観世流能「歌占(うたうら)」山中雅志
      伊勢の二見の神職・度会家次は、旅の途中に急死したが、三日後に蘇生する。地獄を見た恐怖のため髪は白髪となってしまい、歌占を職として
      諸国を回り加賀の国白山の麓にやって来る。噂を聞いた里人が、別れた親を探している子供を連れて見てもらうと、里人がひいた歌は「北に黄
      に、南は青く東白、西くれないのそめいろの山」とあり、親の病は治り長生きすると告げる。子がひくと「鴬の卵のなかのほととぎす、しゃ(己)が
      父に似てしゃが父に似ず」とあり。これはすでに会っている占いだと答える。身の上を問いただすと正しく我が子、奇しき再会を喜ぶ。別れに際し
      て里人は曲舞を所望する。これを謡うと神がかりになると巫女はためらうが、ではと、舞ううちに狂乱の様となる。やがて神が上がらせたまい、狂
      乱から覚め親子は二見に帰っていく。
 
          
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by easysailing | 2011-05-02 20:00 | 演能日誌