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わかくさ能

平成20年1月14日午後2時始
場所 奈良市
奈良県新公会堂能楽ホールにて
今年は奈良県新公会堂開館20周年を記念して能、狂言とも秘曲・大曲を公演致しました。

演目         
大藏流狂言「釣狐(つりぎつね)」 茂山正邦
 「猿に始まり、狐に終わる」という言葉があるとおり、子方としての「靭猿」の猿で初舞台を踏み本局を披くことにより、狂言の基本となる技術の習得を終わり一人前の狂言師と認められる極めて重い習い物です。
 猟師に一族のものを釣り取られてしまった老狐は、猟師の叔父の白蔵主に化け意見をしようと猟師のもとに出かける。道々犬の鳴き声に脅えながらも猟師の家に着き、狐は神であり恐ろしいものだ、狐を釣ることを止めるよう意見し帰る。ところが帰り道罠がしかけてあり猟師の執心の恐ろしさに驚き、一族の敵討ちと飛びかって食おうとするが、この姿のままでは罠にかかると思い一旦引き上げる。 一方猟師はこれまで夜に来たことのない白蔵主に不審を抱き、捨て罠を見に行くといじった跡があり、疑いもなく古狐に違いないと本罠を仕掛け待っていると、先ほどの老狐が現れ・・・・

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金春流能「道成寺(どうじょうじ)」 金春康之
「安珍清姫」の伝説を採りあげ、歌舞伎にも受け継がれている曲。諸役全員にとって極く重い習い物であり、これほど大がかりな能は他にありません。道成寺は本来金春家の能でありましたが、今では他流でも舞われます。上掛かりと違って下掛かりでは、アイが幕内から鐘を運び出し釣り上げます。大鐘の作り物、舞台の天井梁に取り付けられた滑車、笛柱にある大きな環もこの能のためだけにあります。
狂言方の鐘を釣り上げることから始まり、シテは鐘を見込んで舞台へ大鼓のみの乱拍子で突き進み、小鼓のみで囃され足を動かす。両者の息が合わなければならない共に重い習い物です。鐘入りでは、シテが鐘目掛けて飛び込むと同時に鐘が落下します。この間髪いれぬ気合い、鐘入りの秘事は鐘曳きの大役です。見る者に緊張の糸を張りつめさせる大曲であり、秘曲です。

道成寺では久しく釣鐘が無かったが、この度再興され住職は女人禁制をふれる。やがて白拍子が現れ、鐘を拝ませて欲しいと頼む。たっての願いに舞を見せてくれるならと能力は許し、女は烏帽子を借り舞を舞う。そして人々が寝入った暇をねらって鐘を落とし自分は鐘の中に姿を隠す。住職はかってこの寺でおこった道成寺伝説を語り、白拍子は昔の女の怨霊であろうと察する。祈祷するとやがて鐘はひとりでに上がり、中から蛇体の鬼女が現れ・・・



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NPO法人奈良能
  〒630-8271 奈良市坊屋敷町42
  電話 0742-22-2660
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by easysailing | 2008-01-14 20:00 | 演能日誌

能楽の魅力探訪 能楽入門講座

平成20年1月13日午後1時30分始
場所 奈良市
奈良県新公会堂能楽ホールにて
新春わかくさ能の前日に、能の理解を深めて頂くために開かれます。

 内容
観世流の方々により構え・歩き方、能面、衣装について初心者の方にもわ
かりやすく解説をしていただきました。
舞台での位置、歩み方、すり足の解説の後、能面については面を示しながら解説が行
なわれました。

  若い女・・・目が四角い。毛書きは乱れなし。
  老けた女性・・・目が丸くなる。顔面に凹凸が増える。毛書きは乱れがあり、細くなる。
  老 女・・・顔面がやせ、毛書きは白髪になる。
  嫉妬を持つと角が生え、少しだけ生成り(=人から般若になる中間の状態)、最後は本成り=般若になります。何れも目は泥眼金色になります。

衣装の解説では、実際に艶やかな衣装を見せていただきながらシテ方の模様は段々の
模様(羽衣では紅白に分かれる)、ツレ方は総模様になることをご紹介しました。

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その後、観世流仕舞による衣装、能面、謡いの解説を行いました。
「羽衣(はごろも)」「船弁慶(ふなべんけい)」「隅田川(すみだがわ)」「鉄輪(かなわ)」「安達原(あだちがはら)」

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次に、拍子板を使ったお稽古の状況「安達原(あだちがはら)」を説明しました。但し普段のお稽古では面も紋付き袴もつけず普段着で致します。

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講座修了後、多くの方々に登壇していただき、能面・舞台体験をおこないました。

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エントランスホールでは、能面、衣裳等の展示が行われ、ビデオ上映での能の解説も行われました。

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 NPO法人奈良能
  〒630-8271 奈良市坊屋敷町42
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by easysailing | 2008-01-13 22:00 | 演能日誌

談山神社新春奉納

1月2日午後1時より談山神社舞殿にて談山能が催された。
 談山能は、全て仕舞による奉納
神楽式 談山翁 金春流 本田正人
  正月の初会など特別な催しの際の初頭に演じられる。天下泰平・国土安穏・五穀豊穣を祈 祷する儀式性の濃い曲で、「能にして能にあらざる曲」。囃子方や地謡といった普段装束をつけない人たちも全員が侍烏帽子に素襖裃の礼装
海士(玉の段) 独吟 山中雅志
鶴亀 金春流仕舞 河田玲之
養老 金春流仕舞 今井節

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by easysailing | 2008-01-02 17:00 | 演能日誌