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能楽の魅力探訪「わかくさ能」

平成18年1月9日午後1時より奈良県新公会堂にて催された。
観世流仕舞「竜虎」りゅうこ 観世流生一知哉 山中雅志
   たとえにある「竜虎の争い」を舞台化した中国題材の能。僧が竹林に近づき岩陰に隠れていると、
  やがて黒雲がかかりそこから降りてきた竜と竹林の岩洞にいた虎が激しく戦う
大藏流狂言「文荷」ふみにない 大藏流茂山正邦、茂山宗彦、茂山逸平ほか
   主人の命で恋文を届けることになった太郎冠者と次郎冠者は棒の中程に結び運んで行く。
  二人で言い争いしている内に恋文が・・・・

金剛流能「土蜘蛛」つちぐも(千筋之伝ちすじのでん) 金剛流宗家金剛永謹ほか
   病臥する源頼光の枕元に怪しい僧が現れ千筋の糸を投げつけ消える。子細を聞いた武者が葛城山の
  化生退治に赴くと、鬼神姿の土蜘蛛の精が現れ千筋の糸を投げつける
  (千筋之伝) 蜘蛛の糸は、以前は太く本数も少なかったが、明治初年、金剛唯一が工夫して「千筋之傳」
  で用い、現在は各流ともこれを用いています。金剛流のこの小書は本家本元の「千筋之伝」、他流の演出
  より素晴らしいものがあります。

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by easysailing | 2006-01-09 21:00 | 演能日誌

能楽の魅力探訪 能楽入門講座

1月8日午後1時30分より奈良県新公会堂能楽ホールにて、金春流シテ方(NPO法人奈良能理事長)石原昌和解説により能番付けによる演目・能面の違い等をわかりやすく説明され演じられた。
また解説終了後、参加者が足袋を付けて舞台に上がり、能面を付けいわば覗き孔のような目からどのようにして演者の動いてるのか体験した。
またエントランスホールでは、能面、衣裳等の展示が行われ、ビデオ上映での能の解説も行われた。
「翁付き」「式三番」
「桃香野翁」(月ヶ瀬) 南浦潔
 毎年10月23日奈良市月ヶ瀬地区桃香野八幡にて演じられている。「おひねり」の投げ入りがある興味深い形式
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初番目物(脇能物) さわやかに澱みなく奏演される
 神霊の夢幻能「高砂」「竹生島」など
「高砂」 山中雅志
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二番目物(修羅物) 勇壮にきびきびと奏演される
 武士の霊の夢幻能「八島」「清経」「田村」など
能面の違いが解説された
 勝修羅 源氏の物 赤い面で目が丸い等 負修羅 平家の物 白い面で目が細い等
「八島」 本田正人
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三番目物(髷物) 優美にしっとりと奏演される
 「井筒」「野宮」「雲林院」「杜若」「西行桜」「熊野」など
女面の違いが解説された
 輪郭が丸いと若い女、目が四角く抜いてあると優しく見える
「羽衣」 塩谷恵
 羽衣は昼間の能である(ほとんどの能は夜間の能)e0078706_2159691.jpg


四番目物(他の曲籍に属さない全ての能、強いていえば狂い物) 変化を尽くしておもしろく奏演される
 「三輪」「求塚」「善知鳥」「恋重荷」「三井寺」「班女」「安宅」「葵上」「道成寺」「邯鄲」など
「芦刈」 松谷吉蔵
「隅田川」 桜間右陣
  普通は榊に紙垂を付けるが、笹竹に紙垂を付け登場する。すなわち狂っている女となる
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五番目物(切り物) 手強く運びよく奏演される
 「融」「野守」「殺生石」「紅葉狩」「羅生門」「鞍馬天狗」など
「野守」 山中雅志
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「翁付き」の場合最後にめでたい能を演じる。これを特に祝言と称する「石橋」「猩々」など
 「翁付き」でない場合、祝言は演じないが、地謡が祝言の能の最後の数句を謡う。これを「付祝言」という
「猩々」 山中雅志
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能番組解説後、入門講座参加者が用意された足袋を履き、舞台に上がり能面を付けてもらい視界の狭さや仕草の一部を体験した
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エントランスホールでは能面・衣裳の展示、翌日の」土蜘蛛」の作り物の展示が行われ、ビデオ上映もされた
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by easysailing | 2006-01-08 21:53 | 演能日誌

談山能

1月2日午後1時より談山神社舞殿にて談山能が催された。
 談山能は、全て仕舞による奉納
神楽式 談山翁 金春流 本田正人
  正月の初会など特別な催しの際の初頭に演じられる。天下泰平・国土安穏・五穀豊穣を祈 祷する儀式性の濃い曲で、「能にして能にあらざる曲」。囃子方や地謡といった普段装束をつけない人たちも全員が侍烏帽子に素襖裃の礼装
高砂 金春流仕舞 南浦潔
江口 金春流仕舞 今井節
芦刈 金春流仕舞 松谷吉蔵
西行桜 観世流仕舞 山中雷三
自然居士 観世流仕舞 山中雅志

他日本舞踊 坂本晴寿恵社中にて奉納された
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by easysailing | 2006-01-02 21:05 | 演能日誌