カテゴリ:演能日誌( 292 )

東大寺盧舎那大仏発願 慶讃能

東大寺盧舎那大仏発願 慶讃能 日時 10月15日(土)午後1時半始
 場所 奈良市雑司町東大寺大仏殿前鏡池特設舞台
      天平15年10月15日(743年)聖武天皇が人々の幸せを願い大仏様を造ろうという詔を発せられた事を記念し、出来た秋のお祭りです。
演目 観世流仕舞「松虫クセ(まつむし)」 生一知哉
   観世流仕舞「邯鄲クセ(かんたん)」 佐野和之
   金春流連吟「青丹吉(あおによし)」 石原昌和社中
   観世流能「半蔀(はじとみ)」 山中雅志 
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by easysailing | 2016-10-15 22:00 | 演能日誌

一休寺薪能

一休寺薪能
 日時 10月12日(水)午後5時半始
 場所 京田辺市薪里ノ内102酬恩庵一休寺
    今年で第32回を迎えます一休寺薪能が、重要文化財の方丈にて、一休禅師像の目と鼻の先で演じられました。
また一休寺には、観世流三代音阿弥、十五代元章、十九代清興の墓所があります。
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 演目演者
金剛流仕舞「清経(きよつね)キリ」  金剛龍謹
金剛流仕舞「野宮(ののみや)」  植田恭三

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大藏流狂言「口真似(くちまね)」  茂山七五三 茂山宗彦 井口竜也

よい酒を貰った主人、楽しく飲みたいものと、よい飲み相手を選んで呼んで来るよう太郎冠者に言い付ける。呼んできた客を
見て驚いた。一杯呑うでは一寸抜き、二杯呑うでは二寸抜くような大の酔狂人、追い返したいが後日出会った時に挨拶のしようが
ないので、とにかく一つ振る舞って帰すことにする。客扱いの作法も知らぬ太郎冠者に、主人は自分がするよう言うよう口真似
するよう言い付けて座敷に入る。言い付けを言葉どおりにとった太郎冠者、言い付けられた通りにしたのだが・・・。

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金剛流能「綾鼓(あやのつづみ)」  金剛流宗家金剛永謹

 木の丸御殿の庭掃きの老人は、あるとき女御の姿を見てならぬ恋におちいる。これを聞いた女御は鼓を打ち、その音が皇居に
聞こえたならば姿を見せようと官人に伝えさせる。老人は、年老いてなお恋慕の思いに苦しむ心情を述べ、もしこの音が御殿に
届けば、この思いも静まると鼓を打つ。思いを込めて鼓を打つが音は出ない。耳の遠いせいかと力こめて打つが、聞こえるのは
池の波音、雨の音のみ。いくら打てども鼓は鳴らず、女御の姿も見れないと身を恨み、人をかこち絶望して池に身を投げる。 (中入り)
 従者よりその報告を受けた官人は、女御にその由を知らせ、そのたたりも恐ろしいので庭に姿を見せるよう勧める。老人の祟り
を受けて庭に出て池に近付く女御の目前に、魔境の鬼となった怨霊が現れる。鳴るはずもない鼓を打たせた女御に、鳴るものなら
鳴らせてみよと激しく責めたて、狂い泣き叫ぶ女御をなおも苦しめ、恨みの言葉を残して水底に消え失せる。

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by easysailing | 2016-10-12 21:00 | 演能日誌

燈花会能

燈花会能
 日時 8月7日(日)
 場所  奈良市春日野町101奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~
 演目  本日の演目解説 NPO法人奈良能 理事長石原昌和
金春流仕舞「岩船(いわふね)」長谷猪一郎
     「枕ノ段(まくらのだん)」佐藤俊之

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       観世流能「清経(きよつね)」井戸良祐
       平清経は西国に都落ちの途中、前途をはかなみ船より身を投げる。形見を届けられた妻は一人で旅立った
       夫にそれを手向け返し悲しみにくれる一人寝の夢の中に亡霊が現れる。死を選んだ事情を語り最期の様子
       を、そして修羅道の戦いと苦しみを見せ、最期に唱えた十念の功徳で成仏し消えて行く。

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      大藏流狂言「棒縛り(ぼうしばり)」茂山千三郎
       不自由に縛り上げられた二人の冠者、主人の留守中の盗み酒が原因と気付いたが後の祭り。酒飲みの性、ど
       うしても酒が飲みたい。なんとかなるもので珍妙な酒盛りが始まる。


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      金春流能「恋重荷(こいのおもに)」櫻間金記
       白河の院の女御に、庭の菊の世話をする老人が恋をする。それを知った女御は叶わぬ恋と悟るようにと美し
       い荷物を作らせ、これを持って庭を回れば姿を見せると老人に伝えさせる。その荷は巌を美しい布で包んだ
       ものでとても持ち上げられる物ではない。会いたさ一心で幾度も試みるが適う筈はなく、ついに老人は恨み
       ながら恋い死にする。その庭に姿を見せた女御の前に老人の怨霊が現れ恨みを述べ激しく責める。

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by easysailing | 2016-08-07 20:00 | 演能日誌

しまなみ海道薪能

しまなみ海道薪能
 日時 7月23日(土)
 場所 愛媛県今治市大三島町宮浦 大山祇神社
     源義経をはじめとする武将が奉納し国宝・重文指定を受けているの甲冑の8割が集まっている瀬戸内海大三島、大山祇
     神社大楠(国指定天然記念物)前にて、神秘なる楠の樹精の下で薪能が催されました。
 演目 
奉納  薪能関係者正式参拝のあと神前奉納演舞が行われました。


開演に先立ち、能への理解を深めていただく為、本日の演能解説、能面解説、大山祇神社の説明が行われました。
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    観世流舞囃子「海士(あま)」観世喜之
      房前大臣は、生母の地・讃州志度の浦に着き、一人の海士の話を聞く。唐土から渡された三種の宝玉の一つが竜宮に
      取られる。これを惜しんだ淡海公が、この浦の海士と契りを交わし玉の奪還を依頼すると、海士はその命を犠牲にして
      玉を取り返し、その功によりその子は房前の大臣になったと語った。
      その海士こそ房前の母の霊であった。今年はまさに13回忌、追善を営み亡母の冥福を祈ると、母は竜女の姿で現れ法華
      経の功徳で成仏したと喜びの舞を舞う。

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    大藏流狂言「千鳥(ちどり)」 茂山あきら
      支払いの滞っている酒屋で酒を取って来いと命じられた太郎冠者は、話し好きな酒屋の主人に津島祭りに行ったと土産話
      を始める。酒樽を千鳥に、また山鉾に見立てさせたりして、なんとか持ち逃げしようとするが・・・


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   観世流能「屋島(やしま)」観世喜正
      屋島での源平の合戦の模様―義経の立派な大将軍のいで立ち、景情と三保谷の錣引、佐藤継信と菊王丸の壮烈な最期―を
      旅僧に語った漁師は、義経の幽霊であった。やがて僧の夢の中に甲冑姿で現れた義経の幽霊は、まだ屋島に執心が残って
      いると語り、落とした弓を取られまいと身の危険も顧みず拾い上げた弓流しの様や修羅道での戦いを見せたかと思うと春
      の夜は明け夢はさめ、浦風の音が聞こえるのみ。


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by easysailing | 2016-07-24 21:00 | 演能日誌

オホーツク芝能

7月10日午後4時15分始め
場所 オホーツク・文化交流センター エコセンター2000芝生広場
    雨天ためエコセンター会議室で行われました。
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演目 オホーツク芝能をより楽しむ講座 NPO法人奈良能理事長 石原昌和

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観世流仕舞「通小町(かよいこまち)」 生一知哉

観世流能「羽衣(はごろも)」 山中雅志
  春の朝、三保の松原に住む漁師・白龍(はくりょう)は、仲間と釣りに出た折に、松の枝に掛かった美しい衣を見つける。
  家宝にするため持ち帰ろうとした白龍に、天女が現れて声をかけ、その羽衣を返して欲しいと頼む。
  白龍は、はじめ聞き入れず返そうとしないが、「それがないと、天に帰れない」と悲しむ天女の姿に心を動かされ、天女の舞
  を見せてもらう代わりに、衣を返すことに。 
  羽衣を着た天女は、月宮の様子を表す舞などを見せ、さらには春の三保の松原を賛美しながら舞い続け、やがて彼方の富士山へ
  舞い上がり、霞にまぎれて消えて行く。
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by easysailing | 2016-07-10 18:00 | 演能日誌

薪御能 二日目

薪御能 二日目
 御社上り(みやしろあがり)の儀
  日時 5月21日(土)午後2時半始
  場所 奈良市春日野町春日大社若宮社
           「社頭法楽」の最も古いかたちとも言える御社上りの儀は、神殿を背にして、「四方正面」の型で行な
            われ、また橋掛かり通常の反対で右側となり、非常に珍しい舞台となります。

長権守 一拝
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  演目 金春流能「箙(えびら)」金春穂高
       西国の僧が上洛の途上、摂津の生田川に着き、梅に見とれていると、里の男が来たので、目の前の梅は名木かと問うと、
       男はむかし源平合戦の折、梶原源太景季(かげすえ)がこの梅を箙にかざし、笠標として戦ったので、箙の梅と名付け
       ていると教え、須磨の浦での源平の激しい合戦の模様をくわしく語り、自分は景季の幽霊だと名のって失せる。
       その夜、僧が梅の木陰に臥していると、若武者姿の景季が現れ、剣が雨と降りかかる修羅道での苦患のさまを語るが、
       生田川にいることに気づき、箙に梅をかざして目覚ましく戦った往時の源平合戦での奮戦ぶりを見せ、僧に回向を頼み、
       夜明けとともに姿を消す。

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「下行」  春日大社より演者に褒美として神酒が与えられる儀式
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 南大門の儀 午後5時半始
  場所 奈良市登大路町48興福寺南大門跡般若の芝
  演目 舞台あらため・外僉義(げのせんぎ)」
         当初 薪御能では、舞台が野外の芝生であったため、「和紙三枚を踏んで湿り気があれば公演
         を中止する」という取り決めがありました。現在では敷き舞台の上で行うためその必要はありま
         せんが、芝の湿り具合いで能の有無を定めていた事を今に伝えるため演能の前に興福寺衆徒
         (僧兵)により「舞台あらため」が行われ、人々にその結果を伝える外僉議文が読み上げられま
         す。これらの儀式は他では見ることのできない薪御能だけの特色です。
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     金春流仕舞「野守(のもり)」金春穂高
      春日大社第60次造替を記念し奉納されました。
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     金春流能「杜若(かきつばた)」金春流宗家金春安明
       東国に下るひとりの旅僧が、今を盛りと咲いている杜若の花に見とれていると、里女があらわれ、ここが古歌にも詠ま
       れた名所八橋であり、昔在原業平がここで休み「かきつばた」の歌を詠んだことなどの故事を語り、自分の庵に僧を案
       内する。やがて女は業平の形見の冠と、二条の后の唐衣を身につけてふたたび僧の前に現れる。驚いて素性を尋ねる僧に、
       杜若の精と名乗り、二条の后が杜若になったことを暗示し、また業平は歌舞の菩薩の化身であるので、その歌の功徳に
       より草木までも成仏出来ると語り、舞を舞い、夏の夜明とともに消えて行く。
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     火入れ 興福寺衆徒
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     大藏流狂言「蝸牛(かぎゅう)」茂山良房 山口耕道 新島健人
       羽黒山の山伏が、大峰、葛城の修行を終えて帰国の途中眠くなり、藪の中で眠っているところへ、祖父の長寿を願って
       かたつむりをあげたいと思う主人から、蝸牛を取ってくるように命じられた太郎冠者がやって来る。
       この太郎冠者は実物のかたつむりを知らない。主人に教えられたかたつむりの特徴に合うので、山伏をかたつむりと思
       い込んでしまう。なんとしても家まで来てもらわねば、と太郎冠者が山伏に教えられた囃子物を囃して浮かれているとこ
       ろへ、主人がやって来る。主人はかたつむりではなくて、山伏だ、売僧だと注意するのだが・・・・・・
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     金剛流能「藤戸(ふじと)」金剛流宗家金剛永謹
       藤戸の合戦で先陣の功のあった佐々木盛綱はその恩賞にその辺りの地を賜り国入りし、訴訟の事あれば申し出よと触れ
       させると老婆が現れ、罪もない我子が盛綱に殺されたと恨みを述べる。我が子を返せと嘆き激しく訴える母に、若い漁師
       から浅瀬を聞き出し、それが他に漏れるのを恐れその男を殺し海に沈めたことを語り自分の非を詫び回向することを約束し
       母を家に送らせる。
       弔いをする中に漁師の亡霊が現れ、刺し殺され千尋の水底に沈み引く潮に流された様を見せ、悪竜の水神となって恨みを
       なさんと思いしに、おもわざるおん弔いにと感謝して成仏の身となりにけると消えて行く。
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     附祝言

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by easysailing | 2016-05-23 09:46 | 演能日誌

薪御能 初日

薪御能  近年、各地で野外能や薪能が行われていますが、古来、薪能といえば、興福寺南大門前の芝生
     で演じられてきたものを指し、各地の薪能は戦後これに倣ったものです。
     869年、興福寺修二会で薪猿楽が舞われたと伝えられており、能楽が大成される室町時代に、最
     も盛況を極めたといわれています。
     20日は午前11時より春日大社舞殿で「咒師(しゅし)走りの儀」、21日は午後2時半より春日大社
     若宮社で「御社上り(みやしろあがり)の儀」が奉納された後、午後5時半から興福寺南大門跡般若
     の芝で「南大門の儀」が執り行われました。

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薪御能 一日目
咒師走り(しゅしはしり)の儀
 日時 5月20日(金)午前11時始め (開催日が5月第3金・土曜日に変更になっています)
 場所 奈良市春日野町春日大社舞殿
 演目 金春流能 「翁(おきな)」 金春憲和
             「千歳(せんざい)」 「延命冠者(えんめいかじゃ)」 茂山正邦
             「三番三(さんばそう)」 大藏彌太郎
            ここで奉納される「翁」は、浄衣姿の三人の翁と、素襖姿の三番三と千歳とで勤める古いかたち
            を留め、また「十二月往来」は、現行観世流のものより一段と古雅な詞章を伝え、宝数えのめで
             たい章句がつくのが特徴です。



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「下行」  春日大社より演者に褒美として神饌と神酒が与えられる儀式
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南大門の儀 
 日時 5月20日(金)午後5時半始
 場所 奈良市登大路町48興福寺南大門跡般若の芝

 演目 舞台あらため・外僉義(げのせんぎ)」
         当初 薪御能では、舞台が野外の芝生であったため、「和紙三枚を踏んで湿り気があれば公演
         を中止する」という取り決めがありました。現在では敷き舞台の上で行うためその必要はありま
         せんが、芝の湿り具合いで能の有無を定めていた事を今に伝えるため演能の前に興福寺衆徒
         (僧兵)により「舞台あらため」が行われ、人々にその結果を伝える外僉議文が読み上げられま
         す。これらの儀式は他では見ることのできない薪御能だけの特色です。
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   宝生流仕舞「春日龍神(かすがりゅうじん)」辰巳満次郎
    春日大社第60次造替を記念して番組表にはありませんが、奉納されました。 
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    観世流能「通小町(かよいこまち)」観世喜之
八瀨の山里に一夏を過ごす僧の所へ毎日木の実やや爪木を届ける女がいた。ある日名を訪ねると小町とほのめかし、跡弔って欲しいと姿を消す。
僧は小野小町の幽霊と察し市原野に行き弔うと、小町の霊が現れ戒を授けて欲しいと乞うてきた。すると四位の少将が後を追ってきて小町に受戒
を受けさせまいとする、僧は二人に百夜通いの様を見せるように言うと少将は粗末な格好で小町の元に通った様子を再現する。ところが九十九夜
が過ぎ、恋の成就一歩前に死んだことを狂おしく再現する。しかし小町の言葉をまもり、仏の戒めで飲酒しないことにした。この一つの持戒で共
に仏縁を得て二人とも成仏する
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   火入れ 興福寺衆徒
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   大藏流狂言「長光(ながみつ)」茂山七五三 茂山正邦 茂山逸平
    遠国の者が訴訟のため長期在京していたが、勝訴し土産物を買いに寺町の市へやって来る。その男の持つ立派な太刀に目を付けたすっぱ
    が、それを横取りしようと企てる。当然二人の間に争い事が起こる。仲裁に入ったのは所の目代。さてその結末はいかに。

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   宝生流能「融(とおる)」辰巳満次郎
    京の六条河原の院の旧跡を訪れた旅僧の前に、汐汲みの老人があらわれる。海辺でもない所に汐汲みとはと不審がる僧に、昔左大臣源融
    が塩竃の浦を模し難波の浦から海水を運ばせ塩を焼かせて楽しんだ河原の院と語り、月の光のもと昔を偲び今の荒れ果てた様を嘆き悲し
    む。僧の問いに周りの山々を教え、興じて汐汲みを忘れていたと汐を汲むうちに汐煙の中に姿を消す。なおも奇特を待つ僧の前に、融大
    臣の霊が昔の姿で現れ、月光の中に華やかな遊舞をつくし、やがて月の都へ帰って行く。
    荒廃した河原の院を見て昔を懐古し愁嘆の場から、楽しげな名所教え、汐汲みの様、後の優美な世界の遊舞、見どころ多い世阿弥の傑作。
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by easysailing | 2016-05-20 16:03 | 演能日誌

東大寺盧舎那仏慶讃能

  日時 5月2日(月)午後3時始<br>
  場所 奈良市雑司町東大寺 大仏殿中門前鏡池上特設舞台
  演目 観世流仕舞「田村(たむら)」佐野和之
          「杜若(かきつばた)」塩谷 惠
金春流仕舞「岩船(いわふね)」佐藤俊之
          「鵜之段(うのだん)」金春穂高

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     観世流能「巴(ともえ)」山中雅志
       木曽の僧が都へ上がる途中、近江国・粟津の原で一人の女と出会う。女は僧に義仲の霊を弔ってくれるように頼み、夕暮れの草の陰に消えた。
       僧は里の男から巴という女武者の話を聞き、僧はあの女の亡霊が巴だったと悟る。
       僧が弔いを始めると甲冑姿の巴が現れ、義仲の最後について語り、愛する人と最後を共に出来なかった執心を訴えて、巴の亡霊は消える。

     付祝言
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     演能終了後5月1日に就任された東大寺第222世別当・華厳宗管長狭川普文師がご挨拶されました。
     陪観無料。 
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by easysailing | 2016-05-02 18:00 | 演能日誌

春の大神祭 後宴能

春の大神祭後宴能
  日時 4月10日(日)午前12時始<br>
  場所 桜井市三輪1422大神神社 斎庭

  演目
金剛流神歌「翁(おきな)」金剛流宗家金剛永謹
 《翁》の詞章。(しんか)とも言う。天下泰平・国土安穏・五穀豊饒・子孫繁栄を願うもので、現在では神歌を素謡形式で奏して、正式の《翁》の上演に代用することもある
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大藏流狂言「福之神(ふくのかみ)」茂山千五郎
 福の神のご神前で恒例の年取りをしようと「福は山へ」と豆をまき囃している参詣人の目前に笑い声をあげて福の神が現れる。
神酒を所望し、楽しうなるようにと早起き、慈悲、夫婦和合などを説き、自分のような福の神には神酒をたっぷり飲ませるようにと謡い舞を舞う。
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金剛流仕舞「八島(やしま)」廣田幸稔
     「羽衣(はごろも)」今井清隆
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金春流能「三輪(みわ)」櫻間右陣
 三輪に住む玄賓僧都(ワキ)のもとに毎日樒と閼伽の水をもって来る女がいた。今日も訪れた女は「罪を助けてほしい」と僧都に頼み、夜寒になったから衣を一重ね賜りたいと言うので僧都が衣を与え、住家を尋ねると「三輪山の杉のあたり」と答えて帰って行く。
三輪明神に参詣した里人は神木に僧都の衣がかかっているのを不審に思い、僧都に告げる。僧都が庵を出て明神に参詣すると杉の枝に衣かかっており、その裾に神託の歌がしるしてあった。やがて三輪の明神が現れて、三輪のしるしの杉にまつわる神婚説話を物語り、天の岩戸隠れの故事を再現して神楽を舞い、三輪の神と伊勢の天照大神とは一体分身だと説くが、いつしか夜も明け僧都の夢はさめる。
三輪の神は、本曲でうたわれる通り大和の女の許に夜だけ通ってくる男の神であり、古事記によれば大物主の神であるが、能では女姿として現れる。
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観世流仕舞「笹之段(ささのだん)」赤松禎友
金春流仕舞「熊坂(くまさか)」長谷猪一郎
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観世流能「合浦(かっぽ)」大槻文藏
 或るうららかな日に唐土の合浦の浦の里人(ワキ)が浜に出て、漁師(アイ)の釣った美しい魚をあわれんで買い取り海に放してやった。
その夜、里人のもとに童子(前ジテ)が訪れ、自分は鮫人(コウジン)という魚の精で、命を助けられたお礼に我が泣く涙で作った宝玉を差し上げたいと言って里人を合浦の浦に誘い、魚の精は白魚となって波間に消えた。鱗の精達(アイ)が鮫人の無事に戻った事を喜び合うなか、鮫人(後シテ)が海面に現れ、寿命長遠息災延命の宝の珠を里人に捧げ、また波の底に消えていった。
古名は「合浦の玉」。魚の恩返し
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  陪観無料です。
お茶席奉仕 石原社中
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御供まき
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by easysailing | 2016-04-10 18:00 | 演能日誌

奈良先端科学技術大学院大学 入学式

奈良先端科学技術大学院大学 入学式
 日時 4月5日(火)10時40分始
   関係者だけの演能です。
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by easysailing | 2016-04-05 16:00 | 演能日誌