奈良能公演日誌
2024-02-08T20:58:06+09:00
easysailing
能を主とした伝統文化公演の出演、企画制作、プロデュース
Excite Blog
令和6年 公演予定
http://narano.exblog.jp/30220301/
2024-02-08T20:00:00+09:00
2024-02-08T20:58:06+09:00
2023-01-11T10:12:47+09:00
easysailing
演能予定
日時 4月5日(金)午後2時始(開場午後1時半)
場所 大阪府箕面市箕面5丁目11番23号箕面メイプルホール 小ホール
演目 演者
観世流シテ方寺田幸祐 森田流笛方斎藤敦 大倉流小鼓方荒木建作 久田陽春子 観世流太鼓方森山泰幸
能楽小鼓櫻座 世話役 大倉流小鼓方荒木建作 久田陽春子
第1部 「春」をテーマにした能楽囃子のアンソロジー
解説を交えながら囃子を奏し、謡をご披露します。
第2部 謡を皆さんで唱和しましょう
公演開催特別協力金 おひとり3.500円 ペア申込6.500円 全席指定席100名様先着順
お申し込みフォーム
主催 みのおてならい
お問い合わせ E-mail:minohjuku@gmail.com
tel&fax: 050-3488-1543
※電話は平常は留守番電話対応しております。メッセージをのこしていただければ、折り返しお電話致します。
春の大神祭後宴能
日時 4月10日(水)正午始
場所 桜井市三輪1422 大神神社 三輪山会館能楽堂
演目(予定です)
金剛流「神歌(かみうた)」金剛流宗家金剛永謹
翁の詞章(しんか)とも言う。翁は天下泰平国土安穏を祈る儀礼の曲で、神聖視され、神事能や祝賀能等
の催しでは初めに「翁」を演じ、後に常の能狂言を続けるのがきまりである。
奈良は古い土地で各所に能以前の翁の詞章が残っています。
観世流、金剛流において謡のみで上演する際は「神歌」と、金春流では「翁」と夫々申し上げます。
大藏流狂言「福之神(ふくのかみ)」
三輪明神を崇敬しいつも歩みを運ぶ友人二人は今日も年籠りをと誘い合いご神前にお詣りする。山に向
かい「福は山へ」と豆まきをすると、どこからともなく高らかな笑い声を上げながら現れたお方がある。
驚いた二人がどなた様かと尋ねると「福の神」と名乗る。なにか忘れてないかと言われお神酒をおつぎす
ると「楽しうなるよう」と謡い舞いまた高らかな笑い声とともに姿を消す。
地謡に大神神社神官が出仕されています。
誠に目出度い演目で、日本の酒の祖神、三輪大明神の御神徳を心豊かに顕す狂言の代表作であります。
金春流能「三輪(みわ)」大槻文藏
三輪山の麓に庵をむすぶ玄賓僧都のもとに、いつも樒と閼伽の水を供えに来る女性がいる。今日とても庵に
入り「罪を助けて給え」と僧都に頼み帰りぎわに僧都に衣を所望する。女の住まいはと問うと三輪の里、
杉立てる門を導べにと告げて姿を消す。里人がお参りに来てご神前で杉の枝に僧都の衣がかかっているの
を見つけその由を僧都に伝え参詣されるようにと勧めて退場。しるしの杉を尋ねて神垣に行くと衣がかかって
おり、褄に金色の文字で「三つの輪は清く清きぞ唐衣 くると思うな 取ると思わじ」と歌が書かれてい
る。すると中より声するので、末世の衆生のために姿を見せて下さいと言うと「女姿と三輪の神」が現れ、
三輪の神婚説話が語られ、さらに天照大神の岩戸隠れの神話を再現し神楽を舞い、伊勢の神と三輪の神は
一体分身だと説く。といつの間にか夜も明けて僧都の夢は覚める。
三輪の神は、本曲でうたわれる通り大和の女の許に夜だけ通ってくる男の神であり、古事記によれば大物主
の神であるが、能では女姿として現れる。
金春流能「経政(つねまさ)」櫻間右陣
今年も事前申し込みが必要と思われます。ホームページ等で後宴能について発表あればお申し込みください。
厳正なる抽選の上お返事があります。
後宴能拝観のお申込について
お問い合わせ
三輪明神 大神神社
〒633-8538 奈良県桜井市三輪1422
TEL 0744-42-6633 FAX 0744-42-0381
東大寺聖武天皇祭慶讃能
日時 5月2日(月)午後3時始
場所 奈良市雑司町東大寺大仏殿前鏡池特設舞台
雨天時は東大寺総合文化センター金鐘ホール予定
東大寺(盧舎那仏)建立に尽力された聖武天皇のご命日にちなみ法要が朝より天皇殿で、午後からは大仏殿で営まれました。
大仏殿に向かう稚児行列、僧侶の練り行列に合わせて舞楽が、法要おわりに能が演じられました。
(舞楽は午後1時 演能は午後3時より)
演目、演者
舞楽 公益社団法人南都楽所(なんとがくそ)
観世流能、仕舞 決まりましたらお知らせします
拝観無料です。
第9回ありとほし薪能
蟻通神社・遷座80周年記念
日時 令和6年5月9日(木)午後4時半開場 午後5時半開演 終演午後8時50分
場所 泉佐野市泉佐野市長滝814蟻通神社舞殿
小雨決行
荒天時、泉佐野市市場東1丁目295番地の1泉佐野市立文化会館エブノ泉の森ホール(小ホール)
演目 演者
お祓い
巫女神楽奉納
挨拶
火入れ
演能解説 観世流シテ方(予定)
「翁(おきな)」山中雅志
「三番叟(さんばそう)」野村萬斎
観世流舞囃子「高砂(高砂)」山階彌右衛門
大蔵流狂言「昆布売(こぶうり)」善竹忠重 善竹忠亮
観世流仕舞「自然居士(じねんこじ)」生一知哉
「草子洗小町(そうしあらいこまち)」久田三津子
観世流能「蟻通(ありどおし)」久田勘鷗
前売券 一般予約 令和6年3月16日より FAX、E-メールのみ
全席指定 S-1 S-2 10.000円 S-3 S-4 8.000円
当日はプラス1.000円
振込口座 ゆうちょ銀行 14110-35936501 ありとほし薪能実行委員会 委員長 吉野勝
残席状況は蟻通神社 ホームページに掲載します。
蟻通神社 社務所窓口でチケットの販売は行いません。
お申込後10日以内にご入金下さい。
主催 ありとほし薪能実行委員会
お問い合わせ
ありとほし薪能実行委員会事務局
泉佐野市長滝814 蟻通神社 社務所
電話072-465-0897 FAX072-468-8343
e-mail aritohoshijinja@gmail.com
なら燈花会能
(NPO法人奈良能 主催公演)
日時 8月3日(土)
場所 奈良市春日野町101 奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~
演目、演者
観世流能「羽衣(はごろも)彩色之伝」山中雅志
春の朝、漁師が仲間を連れ三保の松原の景色を眺めているうち、虚空に花降り、音楽が聞こえ、妙なる香
りが漂い、ただ事であるまいと思ううち、松の木に美しい衣を見つけ持ち帰って家宝にしようとする。
そこへ女が現れ返してくれるように頼む。その衣は天人の羽衣であった。漁師はそれならば国の宝にしよ
うというが、天女は空をふり仰ぎ、羽を失った鳥と同じ身の上を嘆く。漁師は天女の悲嘆を見かねて羽衣
を返すと、天女はその礼として月世界の様を語り、月宮殿での舞を見せ春の霞の中へと姿を消す。
仕舞他 決まりましたらお知らせします。
お問合せ
NPO法人奈良能
電話 0742-24-5171 (不在時留守電対応)
E-mail npohoujin.naranoh@gmail.com
本サイト掲載内容を無断で転載・使用することを禁じます
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新春わかくさ能
http://narano.exblog.jp/30639099/
2024-01-06T18:00:00+09:00
2024-01-11T08:25:40+09:00
2024-01-07T17:57:23+09:00
easysailing
演能日誌
日時 令和6年1月6日(土)午後1時半始 開場12時半
場所 奈良市三条宮前町7番1号なら100年会館中ホール
例年公演していました奈良国際フォーラム 甍~I・RA・KA~が耐震工事のため、今年はなら100年会館で開催されます。
演目、演者
観世流「神歌(かみうた)」山中雅志 井戸良祐
『翁』を謡だけの素謡(すうたい)形式で上演する場合、観世流では『神歌』と称します。「『翁』は能にして能にあらず」と言わ
れ、神様に国土の五穀豊穣を祈る儀式であり、芸能の原初の形を残しており、幕開きの曲として別格に扱われる曲です。『翁』は
多様性が特徴で、観世宝生金春金剛喜多の能楽五流で、役・詞章・遣り方が異なり、また、各地に残っている土地々々の翁でも様々です。
奈良には薪能の咒師走り、おんまつりの松の下式、奈良豆比古神社の三人翁などが有りますので、機会があればご覧になって下さい。
能楽解説 森山泰幸
能の4座一流について
本日演じられる鞍馬天狗について
金春流一調「笹之段(ささのだん)」櫻間金記 荒木建作
一調とは能の聞き所の演じ方一つで、噺子方一人と謡一人で演奏し、噺子方は常とは異る技巧を凝らした手組を打ち、謡も負けじと
謡います。常の手組を打つときは独鼓/独調と言います。一調は能一番に匹敵する聞きごたえがあるものとされ、奈良能の前理事長
石原昌和は「一調は能のボクシング」とも申していました。「笹ノ段」は能『百万』に出てくる謡で、シテ百万が、別れた我が子に
逢わせてほしいと狂乱の中で謡います。能『百万』ではのちに我が子と出会い、めでたく納まります。
金春流能「鞍馬天狗(くらまてんぐ)白頭」佐藤俊之
噺子方が座に着くと、直面(ひためん-面を付けない事)山伏姿の前シテが花見に現れ、続いてアイ(間-能の狂言方)の西谷
の能力が花見の招待状を持って出、アイの呼び掛けで牛若丸、平家の稚児、東谷の僧がぞろぞろと登場、〽花咲かば告げんとい
いし山里の・・・ 花見がはじまる。そこに先刻の山伏がズカズカ乱入、興ざめした稚児と僧は退散し、牛若丸のみ残される。
〽おん物笑いの種まくや・・・ 馴れはまさらで。恋のまさらんくやしさよ。山伏は牛若丸に心を寄せて共に花を楽しんだ後、
自らは大天狗であると明かし、〽君源の頭領にて・・・ 平家を討つ兵法を授けると言い残し、〽雲を踏んで飛んでいく場面替
わって木の葉天狗登場、牛若丸の兵法上達を語り、牛若丸を呼び出す。若武者姿の牛若丸が嵐の山桜の如く現れ、〽まずおん供
の天狗はたれた・・・続いて後シテ大天狗が供の天狗(舞台には出ない)を連れて威風堂々と登場。〽張良沓を捧げつつ・・・
故事に有る張良と黄石公を牛若丸と荒天狗になぞらえ、志しを褒めて兵法の奥義を授ける。〽そもそも武略の誉の道・・・
やがて天狗は後の合戦での力添えを約束し、互いに名残を惜しんで、天狗は夕暮れの鞍馬の梢から消え失せる。
お問い合わせ
奈良能事務所 電話 0742-24-5171 (不在時留守電対応)
E-mail npohoujin.naranoh@gmail.com
主催 NPO法人奈良能 後援 奈良市 奈良県
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セントニアル能楽入門 能楽ワークショップ 新春わかくさ能百倍楽しむ お能って何? 能の楽器を触ってみよう
http://narano.exblog.jp/30557412/
2023-12-24T15:00:00+09:00
2023-12-24T18:04:43+09:00
2023-12-24T17:34:00+09:00
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演能日誌
能楽ワークショップ 新春わかくさ能百倍楽しむ お能って何? 能の楽器を触ってみよう
日時 令和5年12月24日(日)午前10時始 開場9時45分
場所 奈良市三条宮前町7番1号なら100年会館小ホール
演目、演者 金春流シテ方 佐藤俊之
田中直樹
大倉流小鼓方 荒木建作
観世流太鼓方 森山泰幸
一調「善知鳥(うとう)」佐藤俊之 荒木建作
能楽解説 森山泰幸
鞍馬天狗解説 佐藤俊之
能楽体験 謡(鞍馬天狗の一節)田中直樹 小鼓 荒木建作 大鼓 森山泰幸
番囃子「四海波(しかいなみ)」 佐藤俊之 荒木建作 森山泰幸
仕舞「鞍馬天狗(くらまてんぐ)」佐藤俊之 田中直樹
受講料 1.000円 全席自由席
わかくさ能入場券ご購入の方は受講料無料
(12月24日当日も購入可能)
お問合せ
奈良能事務所 電話 0742-24-5171 (不在時留守電対応)
E-mail npohoujin.naranoh@gmail.com
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第46回なら芝能
http://narano.exblog.jp/30484690/
2023-11-04T18:00:00+09:00
2023-11-09T11:11:57+09:00
2023-11-06T08:38:36+09:00
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演能日誌
(NPO法人奈良能 主催公演)
日時 11月4日(土)
第一部 午後1時~午後2時
場所 奈良市登大路町76 奈良公園バスターミナルレクチャーホール
演目・内容 能楽入門講座と本日の曲目解説など
講師 観世流シテ方 山中雅志 善界と面の解説
金春流太鼓方 中田一葉 太鼓の解説
観世流大鼓方 森山泰幸
参加料 2.000円 解説冊子付き、第二部芝能にてイス席をご用意致しました。
全席自由席
第二部 午後2時30分~午後4時30分
場所 奈良県庁前広場 芝生舞台
演目 演者
観世流仕舞「枕慈童(まくらじどう)」山下あさの
「松虫(まつむし)」塩谷 惠
「阿漕(あこぎ)」井戸良祐
観世流能「善界(ぜがい)白頭」 山中雅志
唐土の天狗の首領、善界坊、日本に渡って仏法を妨げようと企て、日本に渡り、山伏姿にやつして愛宕山の
天狗太郎坊を訪ね、協力を頼みます。二人は大聖の威力を案じ、仏敵となる悲しさを嘆きつつ、まずは密教
の奥義を伝える比叡山を目指そうと、善界坊は太郎坊と共に比叡山に向かいます。入れ替わって比叡山の能力
が現れて語るに、善界坊と太郎坊が帝の治世を妨げようとしているため、比叡山の僧に宮中に来て祈祷する
ようにと勅命があり、取り敢えず能力は寺で祈祷した巻物を持って、宮中にむかうところなのだ、と告げます。
その時急に突風が吹いて、能力は先に進めなくなります。一方比叡山の僧は勅命を受けて比叡山を降りる道中、
雨嵐と雷鳴に見舞われています。その時、天部善界坊が現れ、行く手を阻みます。しかし、比叡山の僧の祈祷
により不動明王が十二天を従えて現れ、続いて山王権現、男山、松尾、北野、加茂の神々が現れ、神風吹いて、
天狗善界坊を追い払い、善界坊は二度と日本には来ないと言い残して、虚空に消えます。
NPO法人奈良能
電話 0742-24-5171 (不在時留守電対応)
E-mail npohoujin.naranoh@gmail.com
主催 奈良県・NPO法人奈良能
協賛 三和住宅株式会社
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東大寺盧舎那大仏発願 慶讃能 開山良弁僧正1250年御遠忌法要 中日
http://narano.exblog.jp/30470134/
2023-10-15T18:00:00+09:00
2023-10-19T19:13:53+09:00
2023-10-17T17:59:47+09:00
easysailing
演能日誌
開山良弁僧正1250年御遠忌法要 中日
日時 10月15日(日)午後1時半始
場所 奈良市雑司町東大寺大仏殿前鏡池特設舞台
雨天時は東大寺総合文化センター金鐘ホール
天平15年10月15日(743年)聖武天皇が人々の幸せを願い大仏様を造ろうという詔を発せられ
た日を記念し、奉納されました。
今年は東大寺を開山された良弁僧正1250年遠忌にあたり、盛大な法要が営まれました。
演目 演者
観世流仕舞「江口(えぐち)」塩谷 惠
「融(とおる)」生一知哉
観世流能「頼政(よりまさ)」山中雅志
旅僧が京都の寺社を廻り終え、奈良へ行くことにした。宇治の里に立ち寄り景色を眺めていると一人の老人が現れ平等院へと
案内すると僧に声をかけてきた。僧は平等院へと案内され釣殿前に扇の形で取り残されている芝生に気づいた。老人は語り始
めた「高倉宮が戦を起こし、源頼政が扇を敷き切腹した場所。名将である頼政の古跡であることからそのまま残し、扇の芝と
言われている。」その戦があったのは今日と同じ日で自分こそは頼政の霊だと説明しながら老人は姿を消した。僧はその夜、
頼政を弔っていると、太刀装束姿の源頼政の霊が姿を現し、合戦の様子を語り始めた。
治承年間の夏のこと。源頼政の軍政は、宇治川を渡り大和を目指した。平等院に兵を入れ、宇治橋で敵を待った。源平両軍は
宇治川の南北両岸を挟んでの睨み合いとなり、平家方の田原忠網軍政が宇治川を渡ってきた。頼政の軍政は総崩れとなり頼政は
この扇の芝の上で切腹したのであった。このように最期のありさまを語った後、霊は扇の芝の影へと消えて行った。
拝観無料です。
主催 東大寺慶讃能実行委員会
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一休寺薪能
http://narano.exblog.jp/30470124/
2023-10-11T21:00:00+09:00
2023-10-19T19:26:48+09:00
2023-10-17T17:51:11+09:00
easysailing
演能日誌
日時 10月11日(水)開場午後5時 開演午後5時半
場所 京田辺市薪里ノ内102 酬恩庵一休寺
新型コロナウィルス感染拡大防止に十分な対策を施して、
重要文化財の方丈にて、一休禅師像の目と鼻の先で演じれました。
一休寺には、観世流三代音阿弥、十五代元章、十九代清興の墓所があります。
演目、演者
金剛流仕舞「松虫(まつむし)」金剛龍謹
大藏流狂言「萩大名(はぎだいみょう)」茂山あきら 茂山千之丞
長らく在京した田舎大名が帰国の前に太郎冠者の案内で、ある庭園に萩の花見に出かける。
当座に和歌を所望された場合を予想して、太郎冠者が聞覚えの一首、「七重八重九重とこそ思ひしに十重咲き出づる
萩の花かな」を教えておこうとするが、大名には覚えられない。そこで、太郎冠者が扇を少しずつ開いて、その骨の
数で「七重八重・・・」萩を指すなど、一句一句物になぞらえておき、その場でひそかに合図を送ることに決めておく。
いざ庭園につくと、大名は、まず庭の景観をほめるにも失言を重ね、肝心の数もしどろもどろで、あきれた太郎冠者は
途中で退散してしまう。一人残された大名は、歌を最後まで詠み終えると庭園の主人に催促され、苦しまぎれに、
「萩の花かな」というところを「太郎冠者の向こうずね」といってしまい恥をかく。
金剛流能「半蔀(はしとみ)」金剛流宗家金剛永謹
京都、北山の雲林院に住む僧が、ひと夏かけた安居の修行[夏安居とも。九十日間籠もる座禅行]を全うする頃、
毎日供えてきた花のために立花供養を行っていました。すると夕暮れ時に女がひとり現れ、一本の白い花を供えま
した。僧が、ひときわ美しく可憐なその花の名は何か、と尋ねると、女は夕顔の花であると告げるのでした。畳み掛
けるように、僧が女の名を尋ねると、その女は、名乗らなくともそのうちにわかるだろう、私はこの花の陰からきた者
であり、五条のあたりに住んでいる。言い残して花の中に消えてしまいます。
里の者から、光源氏と夕顔の君の恋物語を聞いた僧は、先刻の言葉を頼りに五条あたりを訪ねます。そこには、昔のま
まの佇まいで半蔀に夕顔が咲く寂しげな家がありました。僧が菩提を弔おうとすると、半蔀を上げて夕顔の霊が現れま
す。夕顔の霊は、光源氏との恋の思い出を語り、舞を舞うのでした。そして僧に重ねて弔いを頼み、夜が明けきらない
うちにと半蔀の中へ戻っていきます。そのすべては、僧の夢のうちの出来事でした。
お申込お問い合わせ 一休酬恩会 一休寺
主催 NPO法人一休酬恩会
電話 0774-62-0193
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高安薪能
http://narano.exblog.jp/30465593/
2023-10-09T19:00:00+09:00
2023-10-11T11:40:30+09:00
2023-10-11T11:32:31+09:00
easysailing
演能日誌
日時 10月9日午後5時始め
場所 八尾市大字神立443玉祖神社
祈願祭、火入れ
観世流仕舞「井筒(いづつ)」山田 薫
「弱法師(よろぼし)」藤井丈雄
観世流能「紅葉狩(もみじかり)」山中雅志
信濃国戸隠山の山中で、高貴な女が木陰にて紅葉狩の宴を行っている。そこへ平維茂が従者を連れてやってきた。
維茂は山中での女の宴を少し不審に思いながらも通り過ぎようとすると、女は呼び止めて酒宴に誘う。維茂は断り
きれず立ち寄り、そのうち気を許して眠りに落ちてしまった。女は維茂一行を残し姿を消す。夢を見た維茂が目を
覚ますと、女が正体を現して鬼となり襲いかかってきた。維茂は騒ぐことなく立ち向かい討ち倒した。
全席自由・税込み 定員100人
2.000円((椅子席)
主催 公益財団法人八尾市文化振興事業団
高安能未来継承事業推進協議会
後援 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
公益財団法人八尾市文化財調査研究会
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なら芝能を百倍楽しむ能楽入門講座
http://narano.exblog.jp/30444977/
2023-09-20T18:00:00+09:00
2023-09-20T19:13:47+09:00
2023-09-20T19:02:15+09:00
easysailing
演能日誌
日時 9月20日(水)午前10時~11時半
場所
演目、演者
観世流シテ方 山中雅志
観世流大鼓方 森山泰幸
11月4日(土)に県庁前広場で毎年開催される「なら芝能」に当日出演の能楽師が易しく語ります。
独調「高砂 四海波」 山中雅志 森山泰幸
能楽の歴史 芝能で演じられる「善界」の解説 森山泰幸
面の解説 山中雅志
大鼓の解説 体験 森山泰幸
主催 奈良公園バスターミナルイベント実行委員会
事務局 奈良県奈良公園室 電話0742-27-8028
協力 NPO法人奈良能
電話 0742-24-5171 (不在時留守電対応)
E-mail npohoujin.naranoh@gmail.com
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ありとほし薪能
http://narano.exblog.jp/30443944/
2023-09-18T20:00:00+09:00
2023-09-19T19:59:03+09:00
2023-09-19T11:23:46+09:00
easysailing
演能日誌
日時 9月18日(月)祝日 午後4時開場 午後5時開演
場所 泉佐野市泉佐野市長滝814蟻通神社舞殿
小雨決行
荒天時、泉佐野市市場東1丁目295番地の1泉佐野市立文化会館エブノ泉の森ホール(小ホール)
演目 演者
お祓い
巫女神楽奉納
挨拶
火入れ
一調 「蟻通(ありどおし)」謡 山中雅志 小鼓 古田知英
演能解説 橋場夕佳氏(東邦高等学校教諭・博士(文学)能楽研究者)
観世流能「葵上(あおいのうえ)」梓之出 山中雅志
光源氏の正妻、葵上は、もののけにとりつかれ原因を梓弓「梓の法」の名手、照日(てるひ)の巫女を招き、
その正体を明らかにすることにする。そこに生霊として姿を表したのは、六条御息所(みやすどころ)で正妻
の葵上に対しての情念を話し、後妻打ち(うわなりうち)をして、葵上の魂を取ろうとする(中入)
家臣たちは、事の重大さをおもんじ、修験者(しゅけんじゃ)横川(よかわ)の小聖(こひじり)を招きます。
小聖が祈祷を始めると、御息所が鬼女怨霊となって、葵上のみならず祈祷をしている小聖にも襲いかかるが、
祈祷が勝り御息所は祈り伏せられ、邪念をおさめて安らかに成仏するのである。
主催 ありとほし薪能実行委員会
お問い合わせ
ありとほし薪能実行委員会事務局
泉佐野市長滝814 蟻通神社 社務所
電話072-465-0897 FAX072-468-8343
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なら燈花会能
http://narano.exblog.jp/30408176/
2023-08-05T18:00:00+09:00
2023-09-04T07:44:17+09:00
2023-08-06T18:25:09+09:00
easysailing
演能日誌
(NPO法人奈良能 主催公演)
日時 8月5日(土)12時30分開場 午後1時30分開演
場所 奈良市登大路町76奈良公園バスターミナル レクチャーホール
例年開催していました奈良国際フォーラム 甍~I・RA・KA~が耐震工事のため、今年は奈良公園バスターミナル
レクチャーホールで開催されました。
演目・演者 ~源氏物語の女性~
観世流仕舞「夕顔(ゆうがお)」塩谷 惠
「野宮(ののみや)」山下あさの
「浮舟(うきふね)」林本 大
一調「笠之段(かさのだん)」山中雅志 森山泰幸
観世流能「葵上(あおいのうえ)」藤井丈雄
舞台正先には物の怪に憑りつかれて臥せる、葵上に見立てた小袖が置かれ、巨下が巫女に、口寄せを行うよう命じると、
呪文に引かれて御息所の生霊が現れ、苦しい胸の内を語るうちに高ぶり、身分も忘れて葵上を打ち据えます(枕之段)。
~思い知らずや 思い知れ 沢辺の蛍の影よりも光君とぞ契らん 枕に立てる破れ車 うち乗せ隠れ行こうよ~
やがて生霊は唐織を被き退きます。後半では山伏姿の横川の小聖が呼ばれ、緊迫した「ノット」に合わせて加持祈祷を
行ううち、鬼となり打杖を持った生霊が再び現れ、山伏との激しい押し引きの型がありますが、最後は心を和らげて杖を
捨て、扇を持ち、舞留めます。
入場料 前売一般 4.000円 当日一般 4.500円
前売学生 2.000円 当日学生 2.500円
チケットぴあPコード519249(要手数料)
お問い合わせ
NPO法人奈良能
電話 0742-24-5171 (不在時留守電対応)
E-mail npohoujin.naranoh@gmail.com
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天理で楽しむ能・狂言
http://narano.exblog.jp/30403535/
2023-07-30T18:00:00+09:00
2023-07-31T09:35:16+09:00
2023-07-31T09:35:16+09:00
easysailing
演能日誌
日時 7月30日(日)13時00分開場 13時30分~
場所 天理市守目堂町117天理市文化センター
演目 演者
第1部 オープニング「早笛(はやふえ)」
能・狂言のお話
お囃子・能面にチャレンジ
笛・小鼓・大鼓・太鼓に挑戦 能面をつけてみよう
「高砂(たかさご)」の謡いにチャレンジ
第2部 狂言を見てみよう 大藏流狂言「柿山伏(かきやまぶし)」上吉川 徹 善竹隆司
こども能楽教室の発表
観世流能「船弁慶(ふなべんけい)」西野翠舟
参加費 無料です(会場までの交通費などはご負担ください)
対象 小学生~中学生(未就学児・高校生以上も観覧可能)
定員 150名(保護者除く)先着順
お申し込み
e-mail tenri.noh@gmail.com
参加者のお名前(ふりがな) 学年 保護者氏名(ふりがな) 連絡の取れる電話番号
兄弟姉妹の複数参加はまとめて入力ください
チラシ裏面の入力フォームからは必要事項を入力ください
締め切り 7月27日(木)
お問い合わせ
天理で楽しむ能・狂言実行委員会
電話 090-6919-7588(もりやま)
e-mail tenri.noh@gmail.com
SMS(ショートメール)でも可能
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バスタDE能楽入門講座
http://narano.exblog.jp/30391282/
2023-07-16T18:00:00+09:00
2023-09-04T07:44:54+09:00
2023-07-17T14:13:13+09:00
easysailing
演能日誌
(NPO法人奈良能 主催公演)
日時 7月16日(日)午後1時30分開場 午後2時開講
場所 奈良市登大路町76奈良公園バスターミナル レクチャーホール
内容 能楽ワークショップ お能ってなに! 能の楽器をさわってみよう
観世流シテ方 藤井丈雄
観世流シテ方 山中雅志
大倉流小鼓方 荒木建作
挨拶 山中雅志
観世流仕舞「高砂(たかさご)」山中雅志
講話「能のお話 解説」山中雅志
観世流仕舞「野守(のもり)」山中雅志
講話「葵上の見所」藤井丈雄
面の解説 山中雅志 藤井丈雄
講話「能の囃子 小鼓解説」荒木建作
面の体験 舞いの運び体験 小鼓体験
観世流仕舞「枕之段(まくらのだん)藤井丈雄
受講料 1.000円 ※8月5日なら燈花会能入場券ご購入の方はなら燈花会能入場券提示で無料
7月16日当日購入も可
チケットぴあPコード519269
お問い合わせ
NPO法人奈良能
電話 0742-24-5171 (不在時留守電対応)
E-mail npohoujin.naranoh@gmail.com
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ECOろうそく能
http://narano.exblog.jp/30358033/
2023-06-17T20:00:00+09:00
2023-06-24T19:11:18+09:00
2023-06-24T19:11:18+09:00
easysailing
演能日誌
日時 令和5年6月17日(土)開場午後4時30分 開演 午後5時30分
場所 大阪市阿倍野区阪南町6丁目5-8山中能舞台
演目・演者
観世流仕舞 「屋島(やしま)」生一知哉
観世流能「景清(かげきよ)」山中雅志」
入場料 自由席 前売券4.000円 当日券5.000円
自由席前売券、6月10日迄に郵便振替でお求めの場合4.000円が3.500円で購入できます。
詳細はチラシ裏面を参照して下さい。
指定席 前売券8.000円 当日券9.000円
お申込、お問合せ
山中能舞台 tel 06-6692-3825 fax 06-6692-3845 e-mail yama.mar.0825@gmail.com
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千人塚慰霊能
http://narano.exblog.jp/30358031/
2023-06-03T19:00:00+09:00
2023-06-24T19:09:28+09:00
2023-06-24T19:09:28+09:00
easysailing
演能日誌
日時 令和5年6月3日(土)11:00始
場所 大阪市旭区中宮1-11-14大阪市立旭区民センター小ホール
演目・演者
番外仕舞 「江口(えぐち)」クセ 上野朝義
「江口(えぐち)」キリ 松浦信一郎
素謡・仕舞・一管 旭区謡曲講座受験生他
観世流能「天鼓(てんこ)」 上野朝彦
入場無料 予約不要
お問い合わせ NPO法人フェルスモンテ
TEL 06-6958-0011
e-mail ota-sha@viola.ocn.ne.jp
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薪御能二日目
http://narano.exblog.jp/30336398/
2023-05-20T21:00:00+09:00
2023-06-24T18:38:13+09:00
2023-06-02T11:51:21+09:00
easysailing
演能日誌
御社上り(みやしろあがり)の儀
日時 5月20日(土)午前11時始
場所 奈良市春日野町春日大社若宮拝程舎
本年は若宮社御造替も終わり、以前の若宮拝舎での奉納となります。
演能は、若宮様に金春権ノ守が一拝して始まり、一拝して終わります。
演目 金春流能「鍾馗(しょうき)」金春穂高
「下行」 春日大社より演者に褒美として神酒が与えられる儀式
南大門の儀 午後5時半始
場所 奈良市登大路町48興福寺南大門跡般若の芝
演目 昨日の初日は雨にみまわれ、五重塔の下で演能できませんでしたが、本日は晴れ。
五重塔と能の検分は今日でしばらくは見納めです。
舞台あらため・外僉義(げのせんぎ)興福寺衆徒
金剛流能「箙(えびら)」金剛永謹
火入れ 興福寺衆徒
大藏流狂言「鳴子遣子(なるこやるこ)」茂山忠三郎
観世流能「葵上(あおいのうえ)」観世喜正
附祝言
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