上野城薪能

平成18年10月7日(土)午後5時半始
場所 三重県伊賀市上野丸之内106上野城
観阿弥・世阿弥生誕の地、伊賀上野城を借景として上野城薪能が行われました。
夕刻まで時折の小雨で城下での開催が危ぶまれましたが、開会の時刻になると雨雲は消え去り、狂言の時刻になると舞台上に見事な満月が上がりました。

演目
  観世流能 「花月(かげつ)」 大槻文蔵
   僧が神隠しにあった子供を捜し求め、京都清水寺に参詣する。門前の者におもしろいことはないかと尋ね、花月という喝食行者を呼び出す。弓矢を手にした花月は名前の由来を述べ、舞戯れる。鶯が飛び回り花を散らすのを見て、弓を構えるが「殺生戒を破るまじ」と弓矢を捨て、清水寺の縁起について語り舞を舞う。その様子を見ていた僧は、花月こそ探し求めた我が子ではないかと思い、自分は父であると名乗る。再会を喜んだ花月は羯鼓を打ち天狗にさらわれ全国の山々を巡り回った身の上話を語りつつ舞を舞う。

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  大藏流狂言 「寝音曲(ねおんぎょく)」 二十五世大藏流宗家 大藏彌太郎
   太郎冠者の家の前を通りかかった主人は、太郎冠者の歌い声に感心し呼び出す。唄えと命じられた太郎冠者は何かの折々に唄わされてはかなわないと一計をたてる。その一計とは?・・・。

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  金春流能 「山姥(やまうば)」 櫻間右陣
  都で「百万山姥」とあだ名された遊女が善光寺参詣のため越中・越後の国境の境川に着く。里の者に道を尋ねると、阿弥陀如来が通られたという上路越を薦め道案内をする。すると急にあたりが暗くなり女が現れ宿を貸そうと言う。女は遊女に山姥の歌を所望し不審に思った一行は名を尋ねると自分こそは真の山姥であると明かし姿を消す。夜が更けた頃、月の光のもとで笛を吹き待っていると真の山姥の姿で現れ、深山の光景、山姥の境涯を語り舞い、更に春秋冬に、花月雪をたずねて山巡りする様を見せる。

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by easysailing | 2006-10-07 22:00 | 演能日誌


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