新春わかくさ能

新春わかくさ能
 1月10日(土)
 奈良市春日野町101奈良県新公会堂能楽ホール
エントランスホールでは面・装束の展示。今年は船弁慶にちなんだ装束・道具が展示されました。
e0078706_11282412.jpg

 演目
   第一部午後1時~午後2時 能学入門と体験講座(無料)
     NIPO法人理事長 石原昌和 井戸良祐 森山泰幸 荒木建作
      本日の演目、「船弁慶」の解説・仕舞が演じられた後、観世流大鼓方森山泰幸師、大倉流小鼓方荒木建作師による体験講座が開かれました。
e0078706_1112285.jpge0078706_11124282.jpg
e0078706_11131572.jpg


   第二部午後2時始め(有料)
     金春流仕舞 「岩船(いわふね)」 長谷猪一郎
「岩船」は宝を積んだ岩船が摂津津守の浦に着き、龍神がその宝を帝に捧げる、初番に演じられるめでたい脇能物。
仕舞は「岩船」の最後、龍神が帝に宝を捧げるところ。

     金春流仕舞 「草紙洗小町(そうしあらいこまち)」 佐藤俊之
清涼殿の歌試合。小野小町は自作の歌を大伴の黒主によって、あたかも古歌のごとく古草紙に偽りの加筆をされる。そこで小町は願い出てこの草紙を洗ったところ、後筆の文字が流れ小町の疑いは晴れる。小町は身を恥じる黒主を許し、天皇と日本国を祝い、大和 歌を称える舞を舞う。
仕舞は小野小町が最後に舞う祝祭と許しの舞。 
e0078706_11161517.jpge0078706_11162818.jpg


     金春流舞囃子 「敦盛(あつもり)」 金春穂高
一ノ谷の合戦で討ち取った平家の公達敦盛の菩提を弔う為に、再びかっての戦場を訪れた源氏の武将熊谷直美は今は出家し蓮生法師となり、念仏を唱え弔うと、ありし日の武将姿の敦盛の霊が現れる。平家一門の栄枯盛衰を語り、今様を歌い舞い笛を吹いた管弦の遊びを思い出しつつ舞う。続いて見方の船に乗り遅れ、熊谷との組合い打たれた最後の様を見せ、「敵はこれぞ」と蓮生を討とうとするが、弔ってくれる人はもはや敵では無いと太刀を捨て回向を頼み消えていく。
「敦盛」の見どころを紋付袴姿で舞う。
e0078706_11165645.jpge0078706_1117931.jpg 


     大藏流狂言 「伯母ケ酒(おばがさけ)」 茂山千三郎 茂山千五郎
酒屋を営む伯母の元へ今日こそはただ酒を飲もうと甥がやって来る。ところが伯母はけちん坊なので酒を振る舞ってはくれない。今日も断られ仕方なく店を出たもののどうしても酒が飲みたいものと思いついたのが鬼が出るという作り話。
さて鬼の面をかぶった甥は・・・・
e0078706_08194622.jpg写真提供 写真家松村康史氏e0078706_1118298.jpg
e0078706_11185817.jpge0078706_11191256.jpg


     金春流能 「船弁慶(ふねべんけい)」遊女ノ舞 替ノ出  櫻間右陣
兄頼朝にあらぬ疑いをかけられ追われる身となった義経は、しばらく西国の方に落ちようと弁慶らわずかな家来を連れ都を出て大物浦に着く。これまで義経を慕ってついてきた静御前に、都に帰り時節を待つように命じると、静は仕方なく別れの舞を舞い都へ泣く泣く帰って行く。
義経一行を乗せた船の周りの景色が急変し、大波が押し寄せ荒れに荒れる中平家一門の亡霊が浮かび出、公達の知盛が襲い掛かる。
「遊女ノ舞」では常より静の思い悲しみが深く表され、「替ノ出」では怨霊の恨み、戦いの激しさが強く表現される。
e0078706_08265697.jpg写真提供 写真家松村康史氏e0078706_11203298.jpg
e0078706_08293023.jpg写真提供 写真家松村康史氏e0078706_1121497.jpg
e0078706_08323835.jpg写真提供 写真家松村康史氏e0078706_1122382.jpg

[PR]
by easysailing | 2015-01-10 18:00 | 演能日誌


<< 謡とお茶と舌鼓の集い 談山神社 新春奉納 >>