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令和6年 公演予定

能楽小鼓櫻座公演 春うらら
 日時 4月5日(金)午後2時始(開場午後1時半)
 場所 大阪府箕面市箕面5丁目11番23号箕面メイプルホール 小ホール
 演目 演者 
   観世流シテ方寺田幸祐 森田流笛方斎藤敦 大倉流小鼓方荒木建作 久田陽春子 観世流太鼓方森山泰幸 
   能楽小鼓櫻座 世話役 大倉流小鼓方荒木建作 久田陽春子
  第1部 「春」をテーマにした能楽囃子のアンソロジー
        解説を交えながら囃子を奏し、謡をご披露します。
  第2部 謡を皆さんで唱和しましょう
 公演開催特別協力金 おひとり3.500円 ペア申込6.500円 全席指定席100名様先着順
    お申し込みフォーム
 主催 みのおてならい
 お問い合わせ E-mail:minohjuku@gmail.com
        tel&fax: 050-3488-1543
         ※電話は平常は留守番電話対応しております。メッセージをのこしていただければ、折り返しお電話致します。
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春の大神祭後宴能
 日時 4月10日(水)正午始
 場所 桜井市三輪1422 大神神社 三輪山会館能楽堂

演目(予定です)
 金剛流「神歌(かみうた)」金剛流宗家金剛永謹
   翁の詞章(しんか)とも言う。翁は天下泰平国土安穏を祈る儀礼の曲で、神聖視され、神事能や祝賀能等
   の催しでは初めに「翁」を演じ、後に常の能狂言を続けるのがきまりである。
   奈良は古い土地で各所に能以前の翁の詞章が残っています。
    観世流、金剛流において謡のみで上演する際は「神歌」と、金春流では「翁」と夫々申し上げます。

 大藏流狂言「福之神(ふくのかみ)」
   三輪明神を崇敬しいつも歩みを運ぶ友人二人は今日も年籠りをと誘い合いご神前にお詣りする。山に向
   かい「福は山へ」と豆まきをすると、どこからともなく高らかな笑い声を上げながら現れたお方がある。
   驚いた二人がどなた様かと尋ねると「福の神」と名乗る。なにか忘れてないかと言われお神酒をおつぎす
   ると「楽しうなるよう」と謡い舞いまた高らかな笑い声とともに姿を消す。
   地謡に大神神社神官が出仕されています。
   誠に目出度い演目で、日本の酒の祖神、三輪大明神の御神徳を心豊かに顕す狂言の代表作であります。

 金春流能「三輪(みわ)」大槻文藏
   三輪山の麓に庵をむすぶ玄賓僧都のもとに、いつも樒と閼伽の水を供えに来る女性がいる。今日とても庵に
   入り「罪を助けて給え」と僧都に頼み帰りぎわに僧都に衣を所望する。女の住まいはと問うと三輪の里、
   杉立てる門を導べにと告げて姿を消す。里人がお参りに来てご神前で杉の枝に僧都の衣がかかっているの
   を見つけその由を僧都に伝え参詣されるようにと勧めて退場。しるしの杉を尋ねて神垣に行くと衣がかかって
   おり、褄に金色の文字で「三つの輪は清く清きぞ唐衣 くると思うな 取ると思わじ」と歌が書かれてい
   る。すると中より声するので、末世の衆生のために姿を見せて下さいと言うと「女姿と三輪の神」が現れ、
   三輪の神婚説話が語られ、さらに天照大神の岩戸隠れの神話を再現し神楽を舞い、伊勢の神と三輪の神は
   一体分身だと説く。といつの間にか夜も明けて僧都の夢は覚める。
   三輪の神は、本曲でうたわれる通り大和の女の許に夜だけ通ってくる男の神であり、古事記によれば大物主
   の神であるが、能では女姿として現れる。

 金春流能「経政(つねまさ)」櫻間右陣

今年も事前申し込みが必要と思われます。ホームページ等で後宴能について発表あればお申し込みください。
  厳正なる抽選の上お返事があります。
   後宴能拝観のお申込について
お問い合わせ
 三輪明神 大神神社
  〒633-8538 奈良県桜井市三輪1422
  TEL 0744-42-6633 FAX 0744-42-0381



東大寺聖武天皇祭慶讃能
 日時 5月2日(月)午後3時始
 場所 奈良市雑司町東大寺大仏殿前鏡池特設舞台
     雨天時は東大寺総合文化センター金鐘ホール予定
    東大寺(盧舎那仏)建立に尽力された聖武天皇のご命日にちなみ法要が朝より天皇殿で、午後からは大仏殿で営まれました。
    大仏殿に向かう稚児行列、僧侶の練り行列に合わせて舞楽が、法要おわりに能が演じられました。
    (舞楽は午後1時 演能は午後3時より)
 演目、演者 
  舞楽 公益社団法人南都楽所(なんとがくそ)
  観世流能、仕舞 決まりましたらお知らせします
 拝観無料です。


第9回ありとほし薪能
蟻通神社・遷座80周年記念
 日時 令和6年5月9日(木)午後4時半開場 午後5時半開演 終演午後8時50分
 場所 泉佐野市泉佐野市長滝814蟻通神社舞殿
小雨決行
    荒天時、泉佐野市市場東1丁目295番地の1泉佐野市立文化会館エブノ泉の森ホール(小ホール)

 演目 演者
    お祓い
    巫女神楽奉納
    挨拶
    火入れ
    演能解説 観世流シテ方(予定) 
    「翁(おきな)」山中雅志
    「三番叟(さんばそう)」野村萬斎
    観世流舞囃子「高砂(高砂)」山階彌右衛門
    大蔵流狂言「昆布売(こぶうり)」善竹忠重 善竹忠亮
    観世流仕舞「自然居士(じねんこじ)」生一知哉
         「草子洗小町(そうしあらいこまち)」久田三津子
    観世流能「蟻通(ありどおし)」久田勘鷗

 前売券 一般予約 令和6年3月16日より FAX、E-メールのみ
      全席指定 S-1 S-2 10.000円  S-3 S-4 8.000円 
      当日はプラス1.000円
    振込口座 ゆうちょ銀行 14110-35936501 ありとほし薪能実行委員会 委員長 吉野勝
    残席状況は蟻通神社 ホームページに掲載します。
    蟻通神社 社務所窓口でチケットの販売は行いません。
     お申込後10日以内にご入金下さい。   

 主催 ありとほし薪能実行委員会
 お問い合わせ
   ありとほし薪能実行委員会事務局
    泉佐野市長滝814 蟻通神社 社務所
    電話072-465-0897 FAX072-468-8343
    e-mail aritohoshijinja@gmail.com

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なら燈花会能
  (NPO法人奈良能 主催公演)
 日時 8月3日(土)
 場所 奈良市春日野町101 奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~
 演目、演者
  観世流能「羽衣(はごろも)彩色之伝」山中雅志
   春の朝、漁師が仲間を連れ三保の松原の景色を眺めているうち、虚空に花降り、音楽が聞こえ、妙なる香
   りが漂い、ただ事であるまいと思ううち、松の木に美しい衣を見つけ持ち帰って家宝にしようとする。
   そこへ女が現れ返してくれるように頼む。その衣は天人の羽衣であった。漁師はそれならば国の宝にしよ
   うというが、天女は空をふり仰ぎ、羽を失った鳥と同じ身の上を嘆く。漁師は天女の悲嘆を見かねて羽衣
   を返すと、天女はその礼として月世界の様を語り、月宮殿での舞を見せ春の霞の中へと姿を消す。
  仕舞他 決まりましたらお知らせします。

お問合せ
  NPO法人奈良能
    電話 0742-24-5171 (不在時留守電対応)
    E-mail  npohoujin.naranoh@gmail.com


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# by easysailing | 2024-02-08 20:00 | 演能予定

新春わかくさ能

新春わかくさ能
 日時 令和6年1月6日(土)午後1時半始 開場12時半
 場所 奈良市三条宮前町7番1号なら100年会館中ホール
     例年公演していました奈良国際フォーラム 甍~I・RA・KA~が耐震工事のため、今年はなら100年会館で開催されます。
 演目、演者
    観世流「神歌(かみうた)」山中雅志 井戸良祐
      『翁』を謡だけの素謡(すうたい)形式で上演する場合、観世流では『神歌』と称します。「『翁』は能にして能にあらず」と言わ
      れ、神様に国土の五穀豊穣を祈る儀式であり、芸能の原初の形を残しており、幕開きの曲として別格に扱われる曲です。『翁』は
      多様性が特徴で、観世宝生金春金剛喜多の能楽五流で、役・詞章・遣り方が異なり、また、各地に残っている土地々々の翁でも様々です。
      奈良には薪能の咒師走り、おんまつりの松の下式、奈良豆比古神社の三人翁などが有りますので、機会があればご覧になって下さい。
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    能楽解説 森山泰幸
     能の4座一流について
     本日演じられる鞍馬天狗について
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    金春流一調「笹之段(ささのだん)」櫻間金記 荒木建作
      一調とは能の聞き所の演じ方一つで、噺子方一人と謡一人で演奏し、噺子方は常とは異る技巧を凝らした手組を打ち、謡も負けじと
      謡います。常の手組を打つときは独鼓/独調と言います。一調は能一番に匹敵する聞きごたえがあるものとされ、奈良能の前理事長
      石原昌和は「一調は能のボクシング」とも申していました。「笹ノ段」は能『百万』に出てくる謡で、シテ百万が、別れた我が子に
      逢わせてほしいと狂乱の中で謡います。能『百万』ではのちに我が子と出会い、めでたく納まります。
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    金春流能「鞍馬天狗(くらまてんぐ)白頭」佐藤俊之
      噺子方が座に着くと、直面(ひためん-面を付けない事)山伏姿の前シテが花見に現れ、続いてアイ(間-能の狂言方)の西谷
      の能力が花見の招待状を持って出、アイの呼び掛けで牛若丸、平家の稚児、東谷の僧がぞろぞろと登場、〽花咲かば告げんとい
      いし山里の・・・ 花見がはじまる。そこに先刻の山伏がズカズカ乱入、興ざめした稚児と僧は退散し、牛若丸のみ残される。
      〽おん物笑いの種まくや・・・ 馴れはまさらで。恋のまさらんくやしさよ。山伏は牛若丸に心を寄せて共に花を楽しんだ後、
      自らは大天狗であると明かし、〽君源の頭領にて・・・ 平家を討つ兵法を授けると言い残し、〽雲を踏んで飛んでいく場面替
      わって木の葉天狗登場、牛若丸の兵法上達を語り、牛若丸を呼び出す。若武者姿の牛若丸が嵐の山桜の如く現れ、〽まずおん供
      の天狗はたれた・・・続いて後シテ大天狗が供の天狗(舞台には出ない)を連れて威風堂々と登場。〽張良沓を捧げつつ・・・ 
      故事に有る張良と黄石公を牛若丸と荒天狗になぞらえ、志しを褒めて兵法の奥義を授ける。〽そもそも武略の誉の道・・・ 
      やがて天狗は後の合戦での力添えを約束し、互いに名残を惜しんで、天狗は夕暮れの鞍馬の梢から消え失せる。
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お問い合わせ
  奈良能事務所 電話 0742-24-5171 (不在時留守電対応)
         E-mail npohoujin.naranoh@gmail.com
  主催 NPO法人奈良能 後援 奈良市 奈良県

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# by easysailing | 2024-01-06 18:00 | 演能日誌

セントニアル能楽入門 能楽ワークショップ 新春わかくさ能百倍楽しむ お能って何? 能の楽器を触ってみよう

セントニアル能楽入門
  能楽ワークショップ 新春わかくさ能百倍楽しむ お能って何? 能の楽器を触ってみよう
 日時 令和5年12月24日(日)午前10時始 開場9時45分
 場所 奈良市三条宮前町7番1号なら100年会館小ホール
 演目、演者 金春流シテ方 佐藤俊之
            田中直樹
     大倉流小鼓方 荒木建作
     観世流太鼓方 森山泰幸
   一調「善知鳥(うとう)」佐藤俊之 荒木建作
   能楽解説 森山泰幸
   鞍馬天狗解説 佐藤俊之
   能楽体験 謡(鞍馬天狗の一節)田中直樹  小鼓 荒木建作 大鼓 森山泰幸
   番囃子「四海波(しかいなみ)」 佐藤俊之 荒木建作 森山泰幸
   仕舞「鞍馬天狗(くらまてんぐ)」佐藤俊之 田中直樹
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受講料 1.000円 全席自由席
  わかくさ能入場券ご購入の方は受講料無料
   (12月24日当日も購入可能)
お問合せ
  奈良能事務所 電話 0742-24-5171 (不在時留守電対応)
         E-mail npohoujin.naranoh@gmail.com

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# by easysailing | 2023-12-24 15:00 | 演能日誌

第46回なら芝能

第46回なら芝能
  (NPO法人奈良能 主催公演)
 日時 11月4日(土)
 第一部 午後1時~午後2時 
 場所 奈良市登大路町76 奈良公園バスターミナルレクチャーホール
   演目・内容 能楽入門講座と本日の曲目解説など
       講師 観世流シテ方 山中雅志 善界と面の解説
          金春流太鼓方 中田一葉 太鼓の解説
          観世流大鼓方 森山泰幸
   参加料 2.000円 解説冊子付き、第二部芝能にてイス席をご用意致しました。
       全席自由席

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 第二部 午後2時30分~午後4時30分 
 場所 奈良県庁前広場 芝生舞台
     
 演目 演者 
   観世流仕舞「枕慈童(まくらじどう)」山下あさの
        「松虫(まつむし)」塩谷 惠
        「阿漕(あこぎ)」井戸良祐

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   観世流能「善界(ぜがい)白頭」 山中雅志

     唐土の天狗の首領、善界坊、日本に渡って仏法を妨げようと企て、日本に渡り、山伏姿にやつして愛宕山の
     天狗太郎坊を訪ね、協力を頼みます。二人は大聖の威力を案じ、仏敵となる悲しさを嘆きつつ、まずは密教
     の奥義を伝える比叡山を目指そうと、善界坊は太郎坊と共に比叡山に向かいます。入れ替わって比叡山の能力
     が現れて語るに、善界坊と太郎坊が帝の治世を妨げようとしているため、比叡山の僧に宮中に来て祈祷する
     ようにと勅命があり、取り敢えず能力は寺で祈祷した巻物を持って、宮中にむかうところなのだ、と告げます。
     その時急に突風が吹いて、能力は先に進めなくなります。一方比叡山の僧は勅命を受けて比叡山を降りる道中、
     雨嵐と雷鳴に見舞われています。その時、天部善界坊が現れ、行く手を阻みます。しかし、比叡山の僧の祈祷
     により不動明王が十二天を従えて現れ、続いて山王権現、男山、松尾、北野、加茂の神々が現れ、神風吹いて、
     天狗善界坊を追い払い、善界坊は二度と日本には来ないと言い残して、虚空に消えます。
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   NPO法人奈良能
    電話 0742-24-5171 (不在時留守電対応)
    E-mail npohoujin.naranoh@gmail.com
主催 奈良県・NPO法人奈良能
協賛 三和住宅株式会社

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# by easysailing | 2023-11-04 18:00 | 演能日誌

東大寺盧舎那大仏発願 慶讃能  開山良弁僧正1250年御遠忌法要 中日

東大寺盧舎那大仏発願 慶讃能
 開山良弁僧正1250年御遠忌法要 中日

 日時 10月15日(日)午後1時半始
 場所 奈良市雑司町東大寺大仏殿前鏡池特設舞台
     雨天時は東大寺総合文化センター金鐘ホール
    天平15年10月15日(743年)聖武天皇が人々の幸せを願い大仏様を造ろうという詔を発せられ
    た日を記念し、奉納されました。
    今年は東大寺を開山された良弁僧正1250年遠忌にあたり、盛大な法要が営まれました。
 演目 演者
   観世流仕舞「江口(えぐち)」塩谷 惠
        「融(とおる)」生一知哉

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   観世流能「頼政(よりまさ)」山中雅志
    旅僧が京都の寺社を廻り終え、奈良へ行くことにした。宇治の里に立ち寄り景色を眺めていると一人の老人が現れ平等院へと
    案内すると僧に声をかけてきた。僧は平等院へと案内され釣殿前に扇の形で取り残されている芝生に気づいた。老人は語り始
    めた「高倉宮が戦を起こし、源頼政が扇を敷き切腹した場所。名将である頼政の古跡であることからそのまま残し、扇の芝と
    言われている。」その戦があったのは今日と同じ日で自分こそは頼政の霊だと説明しながら老人は姿を消した。僧はその夜、
    頼政を弔っていると、太刀装束姿の源頼政の霊が姿を現し、合戦の様子を語り始めた。
    治承年間の夏のこと。源頼政の軍政は、宇治川を渡り大和を目指した。平等院に兵を入れ、宇治橋で敵を待った。源平両軍は
    宇治川の南北両岸を挟んでの睨み合いとなり、平家方の田原忠網軍政が宇治川を渡ってきた。頼政の軍政は総崩れとなり頼政は
    この扇の芝の上で切腹したのであった。このように最期のありさまを語った後、霊は扇の芝の影へと消えて行った。
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 拝観無料です。
 主催 東大寺慶讃能実行委員会

# by easysailing | 2023-10-15 18:00 | 演能日誌